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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド


2.12.1 メモリ所要量

ORBのトラブルシュート機能を使用するときのメモリ所要量を次の表に示します。

表2‒16 ORBのトラブルシュート機能を使用するときのメモリ所要量

項番

項目

メモリ所要量(バイト)

1

モジュールトレースの取得

32ビット用OSの場合

Java ORB

16×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360

C++ ORB

32×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360

64ビット用OSの場合

Java ORB

32×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360

C++ ORB

48×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360

2

エラーログの取得

8,192

3

通信トレースの取得

32ビット用OSの場合

Java ORB

32×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360

C++ ORB

24×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360

64ビット用OSの場合

Java ORB

40×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360

C++ ORB

24×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360

4

メッセージログの取得

8,192

5

ネーミングサービス名前空間情報ログの取得

208×<登録するコンテキストの数>+104×<登録するオブジェクトの数>+8,192

UNIXの場合,モジュールトレースの取得はヒープメモリを使用しています。ヒープメモリが不足したときにはアプリケーションが異常終了するなど,動作が不安定になります。データサイズはモジュールトレースのサイズとプロセスで使用するデータのサイズを考慮して,limitコマンドなどで設定してください。