Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
障害調査に必要な情報として,保守用のログおよびトレースなどを採取します。
HCSCサーバの障害時の内部エラー情報やビジネスプロセスの障害情報などは,例外ログとして取得します。例外ログは,保守員が障害解析用に使用します。サービスプラットフォームの例外ログとして出力される内容と出力先を次の表に示します。
表7-57 例外ログの出力内容と出力先
例外ログの種類 | 出力される内容 | 例外ログファイルの出力先パス | ログファイル名 |
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HCSC-Managerの例外ログ | HCSC-Manager内部の例外情報を取得します。 | HCSC-Manager定義ファイル※1のcscmng.log.dirパラメタで指定したパス | exception<面数>.log※1 |
J2EEサーバの障害発生時の例外情報 | HCSCサーバで障害が発生したときの内部の例外情報を取得します。 | J2EEサーバの例外ログ(障害発生時の例外情報)の出力先※2に指定されたパス |
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HCSCサーバの例外ログ | 次の場所で発生した例外情報(スタックトレース)を取得します。
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HCSCサーバランタイム定義ファイル※3のmethodtrace-filepathプロパティで指定したパス |
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DBアダプタの例外ログ | DBアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | HCSCサーバランタイム定義ファイル※3のmethodtrace-filepathプロパティで指定したパス |
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TP1アダプタの例外ログ | TP1アダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\TP1ADP\maintenance\<サービスID> |
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Object Accessアダプタの例外ログ | Object Accessアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\OAADP\maintenance\<サービスID> |
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Message Queueアダプタの例外ログ | Message Queueアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\MQADP\maintenance\<サービスID> |
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FTPアダプタの例外ログ | FTPアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | FTPアダプタ実行環境プロパティファイルで指定したパス※7 |
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ファイル操作アダプタの例外ログ | ファイル操作アダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\ADPFOP\maintenance\<サービスID> |
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メールアダプタの例外ログ | メールアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | メールアダプタ実行環境プロパティファイルで指定したパス※9 |
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HTTPアダプタの例外ログ | HTTPアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <adphttp.config.trace.pathプロパティ※10で指定したパス>\CSCADP\ADPHTTP\maintenance\<サービスID> |
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コマンドアダプタの例外ログ | コマンドアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\ADPCMD\maintenance\<サービスID> |
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SFTPアダプタの例外ログ | SFTPアダプタで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | <J2EEサーバのログ出力ディレクトリ>\CSCADP\SFTPADP\maintenance\<サービスID> |
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ビジネスプロセスの例外ログ | ビジネスプロセスで障害が発生した場合にスタックトレースを取得します。 | HCSCサーバランタイム定義ファイル※3のmethodtrace-filepathプロパティで指定したパス |
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HCSC-Manager内部の保守情報をメンテナンスログとして取得できます。HCSC-Managerと外部要素(Manager,HCSC管理MBean,リポジトリ)との通信トレース,電文ログとしても使用されます。保守員が障害解析用に使用します。
メンテナンスログとして出力される内容と出力先を次の表に示します。
表7-58 メンテナンスログの出力内容と出力先
出力される内容 | メンテナンスログファイルの出力先パス | ログファイル名 |
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HCSC-Manager内部の保守情報を取得します。 | HCSC-Manager定義ファイルのcscmng.log.dirパラメタで指定したパス | maintenance<面数>.log |
HCSCサーバで障害が発生し,原因の究明が困難な場合に,必要な情報をメソッドトレースとして取得できます。保守員が障害解析のために使用します。
メソッドトレースとして出力される内容と出力先を次の表に示します。
表7-59 メソッドトレースの出力内容と出力先
メソッドトレースの種類 | 出力される内容 | メソッドトレースの出力先パス | トレースファイル名 |
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HCSCサーバ(メッセージング基盤)のメソッドトレース | HCSCサーバ(メッセージング基盤)内部の保守情報を取得します。 | HCSCサーバランタイム定義ファイルのmethodtrace-filepathプロパティで指定したパス。 指定したパスが存在しない場合,またはパスが誤っていた場合は,省略値の出力先にトレースが出力されます。 |
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HCSCサーバ(ビジネスプロセス基盤)のメソッドトレース | HCSCサーバ(ビジネスプロセス基盤)内部の保守情報を取得します。 ビジネスプロセス基盤には,ビジネスプロセス実行時のトレースとプロセスインスタンス関連のコマンド実行時のトレースがあります。このマニュアルでは,ビジネスプロセス実行時のトレースについて説明します。 プロセスインスタンス関連のコマンド実行時のトレースはManagement Serverで出力されるトレースと同様です。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」を参照してください。 |
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HCSCサーバ(DBアダプタ)のメソッドトレース | HCSCサーバ(DBアダプタ)内部の保守情報を取得します。 DBアダプタ以外のサービスアダプタのメソッドトレースについては,「7.7 サービス部品呼び出し要求時の障害対策」の各サービスアダプタの説明を参照してください。 |
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