Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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7.3 障害情報の取得

ログファイルやトレースファイルのローテーション方式は,次のどちらかを選択できます。

ローテーション方式 説明
ラップアラウンドモード(デフォルト) ファイル名にファイルの面数が付加されます。

(例)ログファイル名が「hntrN.log」,ファイル面数が「2」の場合
ログファイル名:「hntr1.log」,「hntr2.log」
シフトモード ファイル名は固定で,バックアップファイル名にファイルの面数が付加されます。

(例)ログファイル名が「hntr.log」,ファイル面数が「2」の場合
ログファイル名:「hntr.log」(固定)
ログファイルのバックアップファイル名:「hntr1.log」,「hntr2.log」

また,出力先ファイルは次の2とおりの方法で切り替えられます。

ログの種類によって利用できる方式は次のように異なります。

ログの種類 ローテーション方式 出力先ファイルの切り替え方式
ラップアラウンドモード シフトモード ファイルサイズで切り替え ファイルサイズまたは時刻で切り替え
メッセージログ HCSC-Managerのログ × ×
統合メッセージログ
J2EEサーバの稼働ログ
リクエストトレース
性能解析トレース
ユーザ電文トレース
保守用ログ
ユーザ認証情報管理コマンドのメッセージログ × ×

(凡例)
◎:利用できます(デフォルト)。
○:利用できます。
×:利用できません。
−:該当しません。

ログファイルやトレースファイルのローテーション方式や,出力先ファイルの切り替えタイミングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3.2.1 設定できる内容」を参照してください。

<この節の構成>
7.3.1 サービスプラットフォームが出力するログやトレースの取得方法
7.3.2 サービスプラットフォーム以外の前提製品が出力する障害情報の取得方法
7.3.3 トレースファイルの見積もり
7.3.4 ログおよびトレース取得時の注意事項