Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
(1) 全般的な注意事項
性能解析トレース以外のすべてのログやトレースでは,次に示す注意事項があります。
- ファイルの編集はできません。
- テキストビューワやエディタに,ロックするオプションがある場合は,使用できません。ファイルをロックした場合,トレースが出力されなくなる可能性があります。
- ファイルのアクセス権限は変更できません。
手動でアクセス権限を設定する必要がある場合には,適切なアクセス権限を設定してください。適切なアクセス権限が与えられていない場合,トレースを出力できなくなります。
- ファイルの更新時刻は変更できません。
ファイルの更新時刻を変更した場合,出力先ファイルが変わる可能性があります。
- トレース出力中に,ファイルを名称変更したり,削除したりしないでください。
管理ファイルの情報を基に出力先ファイルを決められますが,管理ファイルがない場合,および管理ファイルが破壊されている場合には,ファイルの更新時刻を基に判定されます。ファイルの名称変更,または削除は,すべてのトレース出力プロセスを停止してから実行してください。
(2) HCSC-Managerのログに関する注意事項
- メッセージ末尾の改行コードは,プラットフォームに関係なく「CR+LF」になります。
- 例外ログ,およびメンテナンスログの場合は,さらに次に示す注意事項があります。
- ファイルサイズ/面数の変更を有効にするためには,ファイルの削除が必要です。ファイルを削除する場合には,トレース出力プロセスを停止してください。対象のファイルは,HCSC-Manager定義ファイルのプロパティcscmng.log.dirに指定したディレクトリ以下のファイルです。
- 出力したトレースファイルは,最初のEOF文字(0x1A)が現れるまでが有効なデータです。EOF文字以降のデータについては,一切保証されません。最初のEOF文字以降にもEOF文字が現れる可能性があるため,注意が必要です。
- トレースを出力してもファイルの更新時刻の更新は保証されません。ファイルの更新時刻を基に,トレースが出力されたかどうかを判定できません。トレース出力終了時にはファイルの更新時刻が更新されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2019, Hitachi, Ltd.