JP1と連携することで，サービスプラットフォームで発生した障害を監視できます。障害を監視することでトラブルの発生を検知して，原因を究明し，対策することができます。

サービスプラットフォームでは，発生した障害のメッセージをJP1イベントとしてJP1に通知します。JP1イベントの詳細情報は，JP1の統合コンソールから確認します。確認方法については，「7.8.1　JP1連携機能を使用した障害の監視」を参照してください。

JP1と連携した障害監視の流れを次の図に示します。

図2-12　JP1と連携した障害監視の流れ

1. JP1イベント発行の設定をします。
   Smart Composerでどのようなエラーや障害情報をJP1イベントとして発行するかを設定します。設定方法については，「2.8.2　サービスプラットフォームのJP1イベント発行の設定」を参照してください。
   
2. サービスプラットフォームで障害が発生した場合，障害に関するメッセージがJP1イベントとしてJP1/Baseに発行されます。
3. JP1イベントはJP1統合運用管理サーバに通知されます。
4. JP1統合運用管理サーバに通知されたJP1イベントは，JP1/IM - Managerが収集します。
   JP1/IMの自動アクション機能を使って運用管理者への通知を設定している場合は，障害が発生したことが運用管理者に通知されます。
   
5. 統合コンソールからJP1イベントの詳細情報を確認します。
   確認方法については，「7.8.1　JP1連携機能を使用した障害の監視」を参照してください。
   

　

注意

実行環境にHCSCサーバが1つまたは複数配備されている場合，次に示す環境を1台のホストに構築できます。

• 実行環境
• 運用環境
• JP1統合運用管理サーバ
• 運用管理クライアント

ただし，複数のHCSCサーバが異なるホストに配備されている場合は，図2-12のように，それぞれ別のホストに構築してください。

＜この節の構成＞

2.8.1　JP1連携の設定の流れ

2.8.2　サービスプラットフォームのJP1イベント発行の設定

2.8.3　JP1/Baseのイベントサーバ名の設定

2.8.4　JP1/Baseの構成定義の作成

2.8.5　メッセージマッピングファイルの編集