Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
Excelでマッピングを定義するときの注意事項を次に示します。
- Excelのオートフォーマット機能によって,入力値が別の値に置き換わるおそれがあります。そのため,[セルの書式設定]の表示形式を[文字列]にすることを推奨します。
- Excelに入力した値は,大文字・小文字が区別されます。
- データ変換定義画面上で設定できない定義がされた場合,インポート時にエラーになります。設定できない定義とは,同じファンクションを複数の入力値から参照する定義などのことです。
- データ変換定義画面上で非活性となる項目には,データ変換定義画面上でファンクションを配置したときのデフォルトの値が設定されます。
- XML要素の対応づけをしたセルは,Excelのテーブルとなります。テーブルについては,Excelのヘルプを参照してください。
- XML要素の対応づけをしたテーブルで不要な行を削除する場合,セルを空にするのではなく,行を削除してください。行を削除していないと,すべて空のセルであっても空行としてエクスポートされるため,必須項目がある場合,インポート時にエラーとなります。
- 旧バージョンのテンプレートファイルを使用して,かつ新しい定義を使用する場合,次のどちらかの作業を実施する必要があります。
- 不正な操作によって,手動で意図的な操作をしていなくてもExcel上に空行ができてしまうことがあります。不正な操作とは,テンプレートファイルを複数の定義で再利用する,過去に作成した不正な表形式XMLファイルをテンプレートファイルにインポートするなどを指します。空行ができてしまった場合,その空行の行を削除してください。
- Excelのセルにホワイトスペース(半角空白,タブ,ラインフィード,キャリッジリターン)だけの定義が存在する状態でエクスポートし,出力された表形式XMLファイルを再度Excelにインポートするとホワイトスペースだけの定義が削除されます。そのため,エクスポート時に出力される表形式XMLファイルのルート要素(Mapping)に次の属性を追加してください。
- 「6.12.1(2) 表形式XML スキーマ定義ファイルを基に要素を対応づける場合」の手順を実施した際に,「名前空間の接頭文字には,予約語'xml'を使用できません。」というエラーメッセージが表示されることがあります。エラーが発生した場合,次の作業を実施して再度表形式XML スキーマ定義ファイルを追加してください。
- 表形式XMLスキーマ定義ファイル(dt_import_mapping.xsd)を開いてxsd:schema要素に定義されている名前空間接頭辞xmlns:xml(xmlns:xml=http://www.w3.org/XML/1998/namespace)の定義を削除してください。
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