Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.12.1 表形式XMLファイルの作成

表形式XMLファイルを作成する方法には,あらかじめ表形式XMLスキーマ定義ファイルの各要素がExcelに対応づけられたテンプレートファイルを利用する場合と,表形式XMLスキーマ定義ファイルを基に独自に要素を対応づける場合の2種類があります。

参考
テンプレートファイルには,あらかじめ次の設定がされています。
  • オブジェクトごとにシートを分けて要素が対応づけられています。
  • 必須項目には項目名の先頭にアスタリスク(*)が付けられています。必須項目は,定義するすべての行で,値を設定する必要があります。空の場合は,エラーとなります。
  • 項目の値が固定値で制約されている場合("y"と"n"のどちらかしか入力できない項目など)は,データの入力規則が設定され,リストから値を選択できます。

それぞれの場合の作成手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) テンプレートファイルを利用する場合
(2) 表形式XMLスキーマ定義ファイルを基に要素を対応づける場合

(1) テンプレートファイルを利用する場合

  1. テンプレートファイル(dt_import_template.xlsx)をコピーして,任意の名称で保存します。
    テンプレートファイル(dt_import_template.xlsx)の格納場所は「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\dt_import」です。
  2. Microsoft Office Excelを起動して,コピーしたファイルを開きます。

    [図データ]

  3. XML要素の対応づけをしたセルに,ファンクションやマッピング線を定義します。

    [図データ]

    定義方法の詳細は,「6.12.2 マッピング定義の設定」を参照してください。
  4. [開発]タブの[エクスポート]ボタンをクリックし,XML形式でファイルを保存します。
    定義内容が表形式XMLファイルとしてエクスポートされます。

(2) 表形式XMLスキーマ定義ファイルを基に要素を対応づける場合

  1. Microsoft Office Excelを起動します。
  2. [開発]タブの[ソース]ボタンを選択します。
    [XMLソース]作業ウィンドウが表示されます。
  3. [XMLソース]作業ウィンドウの[XMLの対応付け...]ボタンをクリックします。
    [XMLの対応付け]ダイアログが表示されます。
  4. [追加]ボタンをクリックし,表形式XMLスキーマ定義ファイル(dt_import_mapping.xsd)を追加します。
    表形式XMLスキーマ定義ファイル(dt_import_mapping.xsd)の格納先は「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\dt_import」です。
    [XMLソース]作業ウィンドウにスキーマがツリー表示されます。
    作業時にエラーメッセージが表示された場合は,「6.15 Excelを利用したマッピング定義時の注意事項」を参照して対処してください。
  5. 「***Objects」または「Namespaces」の要素部分をセルにドラッグ&ドロップします。
    ドラッグ&ドロップした要素部分のデータを編集できるようになります。
    注※
    要素を対応づけるときは,オブジェクト(CopyやConcatenateなど)ごとにシートを分けてください。同じシートに複数の要素を設定すると,マッピング定義を正しくインポートできません。
  6. XML要素の対応づけをしたセルに,ファンクションやマッピング線を定義します。
    定義方法の詳細は,「6.12.2 マッピング定義の設定」を参照してください。
  7. [開発]タブの[エクスポート]ボタンをクリックし,XML形式でファイルを保存します。
    定義内容が表形式XMLファイルとしてエクスポートされます。