Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.12 Excelを利用したマッピング定義のインポート

サービスプラットフォームでは,Excelで変換元と変換先の組み合わせ(マッピング)を定義したファイルを開発環境にインポートすることができます。

複数のデータ変換定義で同じようなマッピングをする場合,Excelで作成したマッピング定義を利用することで,1つのマッピング定義を有効に活用できます。また,マッピングの定義内容をExcel上で確認できるため,変換元と変換先の接続数が多い場合などに定義時のミスが低減し,開発効率を向上できます。

マッピング定義をインポートするには,表形式XMLスキーマ定義ファイルを基にExcelで定義したマッピングの内容を,表形式XMLファイルとしてエクスポートします。そのあと,開発環境のデータ変換定義画面にインポートします。データ変換定義画面では,インポートした表形式XMLファイルに従ってファンクションやマッピング線が生成されます。

マッピング定義のインポートの流れを次に示します。

図6-52 マッピング定義のインポートの流れ

[図データ]

なお,表形式XMLスキーマ定義ファイルに従ったXMLファイルを直接作成して,データ変換定義画面にインポートすることもできます。

Excel以外のツールを使用して表形式XMLファイルを作成する場合でも,表形式XMLファイルが表形式XMLスキーマ定義ファイルに対して妥当であればインポートすることができます。

表形式XMLファイルの作成手順およびマッピング定義のインポート手順を以降で説明します。

<この節の構成>
6.12.1 表形式XMLファイルの作成
6.12.2 マッピング定義の設定
6.12.3 マッピング定義のインポート