Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定します。
変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定するには,XPathファンクションを使用します。
変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定する手順を次に示します。
XPathファンクションの使用方法については,「6.18 XPathファンクションの使用方法」を参照してください。
XPathの仕様の詳細については,マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」を参照してください。ここでは,XPathファンクションで指定する文字列などについて説明します。
図6-25 N対1変換でのパスの指定例
図6-26 N対1変換時にパスが指定できないケース
上記の図の例では,XPath関数のnamespace-uriを使用することで,名前空間接頭辞を含まないXPath式を指定できます。変数input5のstr1要素を指定する場合は,次に示すXPath式となります。$input5/*[local-name()='root' and namespace-uri()='test2']/…/*[local-name()='str1' and namespace-uri()='test2']
XPathファンクションで実施する検証について次に示します。
XPathファンクションでは,ダイアログで[OK]ボタンをクリックしたとき,またはマッピング定義の検証を実行したときに,構文をチェックします。このとき,XPath式に不正がある場合はエラーを表示します。
XPathファンクションの検証処理は,指定したXPath式がXPathおよびXSLTの構文に沿っているかどうかを確認するものであるため,構文として正しい場合でも,パスの指定ミスや関数の使用誤りなどによって,意図した変換にならないケースがあります。そのため,XPathファンクションを使用したマッピングが意図した変換になっていることを,csctransformコマンドでデータ変換を実行して確認してください。
csctransformコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csctransform(データ変換のテスト)」を参照してください。
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