Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.5.24 変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定する

変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定します。

<この項の構成>
(1) 使用するファンクション
(2) 設定手順
(3) 指定できるXPath
(4) 検証処理

(1) 使用するファンクション

変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定するには,XPathファンクションを使用します。

(2) 設定手順

変換先ノードやファンクションの入力値にXPath式を指定する手順を次に示します。

  1. パレットからXPathファンクション(xpath)を選択して,マッピングビューアに配置します。
  2. 次のどちらかの方法で[XPath]ダイアログを表示させます。
    • XPathファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
    • XPathファンクションをダブルクリックします。
    [XPath]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.40 XPathダイアログ」を参照してください。
  3. [XPath]ダイアログで値を入力します。
    XPathファンクションのファンクション名とXPath式を入力します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。

XPathファンクションの使用方法については,「6.18 XPathファンクションの使用方法」を参照してください。

(3) 指定できるXPath

XPathの仕様の詳細については,マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」を参照してください。ここでは,XPathファンクションで指定する文字列などについて説明します。

(4) 検証処理

XPathファンクションで実施する検証について次に示します。

(a) ダイアログおよびマッピング定義での検証

XPathファンクションでは,ダイアログで[OK]ボタンをクリックしたとき,またはマッピング定義の検証を実行したときに,構文をチェックします。このとき,XPath式に不正がある場合はエラーを表示します。

(b) 注意事項

XPathファンクションの検証処理は,指定したXPath式がXPathおよびXSLTの構文に沿っているかどうかを確認するものであるため,構文として正しい場合でも,パスの指定ミスや関数の使用誤りなどによって,意図した変換にならないケースがあります。そのため,XPathファンクションを使用したマッピングが意図した変換になっていることを,csctransformコマンドでデータ変換を実行して確認してください。

csctransformコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csctransform(データ変換のテスト)」を参照してください。