Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.5.23 ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出す

ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出して,ファンクションとして使用します。Service Architectが提供するほかのファンクションでは,できない加工をしたい場合に使用します。

Service Architectでは,標準のファンクションのほかに,値の加工,取得に便利なカスタムファンクションを提供しています。提供しているカスタムファンクションについては,「6.17 提供しているカスタムファンクション」を参照してください。

なお,呼び出すJavaプログラムの作成方法については,「6.9 カスタムファンクションで使用するJavaプログラムの作成」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 使用するファンクション
(2) 設定手順

(1) 使用するファンクション

ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出すには,カスタムファンクションを使用します。

カスタムファンクションからJavaプログラムを呼び出す方法を次の図に示します。なお,カスタムファンクションでは,呼び出すJavaプログラムのことを変換ファンクションと呼びます。

図6-24 カスタムファンクションからJavaプログラム(変換ファンクション)を呼び出す方法

[図データ]

(2) 設定手順

ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出す手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. ダイアログ左側で[HCSC-Definer]−[データ変換]を選択します。
    データ変換定義画面の設定項目がダイアログ右側に表示されます。
  3. [カスタムファンクション]タブをクリックします。
    [設定]ダイアログの[カスタムファンクション]タブが表示されます。
  4. 変換ファンクション定義ファイルを指定し,[Apply and Close]ボタンをクリックします。
  5. パレットからカスタムファンクション(custom)を選択して,マッピングビューアに配置します。
  6. マッピング線を設定します。
    設定するマッピング線の数は,呼び出すJavaプログラムの引数と同数です。
  7. 次のどちらかの方法で[カスタム]ダイアログを表示させます。
    • カスタムファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
    • カスタムファンクションをダブルクリックします。
  8. [変換ファンクション選択]ボタンをクリックします。
    [変換ファンクション選択]ダイアログが表示されます。
  9. カスタムファンクションから呼び出すメソッドを選択し,[OK]ボタンをクリックします。
    [変換ファンクション選択]ダイアログが閉じ,[カスタム]ダイアログが表示されます。
  10. [引数名]に対応する入力値を[入力値]に指定します。
    指定した入力値がJavaプログラムの引数に入力されます。
  11. [OK]ボタンをクリックします。

注意事項