Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.5.16 くり返しを対応づける

複数回出現する変換先ノードに対して,複数回出現する変換元ノードをマッピング元として,くり返しを対応づけます。また,複数回出現する変換元ノードのインスタンスをソートすることもできます。

ここでは,くり返しを対応づける基本的な方法を説明します。くり返しの合成,くり返し依存対象などの内容については,「6.6 くり返しの設定」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 使用するファンクション
(2) 設定手順

(1) 使用するファンクション

複数回出現する変換先ノードに対して,複数回出現する変換元ノードをマッピング元として,くり返しを対応づけるには,くり返しファンクションを使用します。くり返しファンクションを使用した例を次に示します。

図6-17 くり返しファンクションの使用例

[図データ]

(2) 設定手順

複数回出現する変換先ノードに対して,複数回出現する変換元ノードをマッピング元として,くり返しを対応づける手順を次に示します。

  1. パレットからくり返しファンクション(loop)を選択して,マッピングビューアに配置します。
  2. マッピング線を設定します。
  3. 次のどちらかの方法で[くり返し]ダイアログを表示させます。
    • くり返しファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
    • くり返しファンクションをダブルクリックします。
    [くり返し]ダイアログが表示されます。
    [くり返し]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.5 くり返し設定ダイアログ」を参照してください。
  4. 変換元ノードのインスタンスをソートする場合,[追加]ボタンをクリックします
    [ソート条件追加/編集]ダイアログが表示されます。
    [ソート条件追加/編集]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.33 ソート条件追加/編集ダイアログ」を参照してください。
  5. [ノード選択]ボタンをクリックします。
    [ノード選択]ダイアログが表示されます。[ノード選択]ダイアログで,ソートさせたいインスタンスの変換元ノードを指定します。
  6. 次の項目を設定します。
    • [順序]
      [昇順]または[降順]を選択します。
    • [言語]
      [日本語],[英語],または[自動]を選択します。
    • [データタイプ]
      [テキスト]または[数値]を選択します。
    • [優先順位]
      [大文字]または[小文字]を選択します。
  7. [OK]ボタンをクリックします。
    [くり返し]ダイアログの[ソート条件]に,[ソート条件追加/編集]ダイアログで指定した内容が設定されます。
  8. [ソート条件]にキーを追加する場合,手順4〜手順7.をくり返します。
    キーは8つまで設定できます。
  9. [ソート条件]の順番を変える場合,[上へ]ボタンまたは[下へ]ボタンをクリックします。
    [ソート条件]でいちばん上に設定した条件から順にソートされます。
    例えば,いちばん上に日付,2番目に名前を条件として設定した場合,まず全体を日付でソートします。次に,ソートした中に同じ日付があった場合,その日付の中でさらに名前でソートします。
  10. [OK]ボタンをクリックします。

 

注意
  • 同じ変換先ノードに対して,くり返しをネストして定義しないでください。つまり,同じ変換先ノードに対して,くり返しファンクションを直列に接続しないでください。
  • 同じ変換先ノードに対して,同じくり返し依存対象の代入線を複数設定しないでください。くり返し依存対象については,「6.6.3 くり返し依存対象の対応づけ」を参照してください。
  • 同じ変換先ノードに対して,同じくり返し依存対象のくり返し対応線および代入線を同時に設定しないでください。くり返し依存対象については,「6.6.3 くり返し依存対象の対応づけ」を参照してください。
  • 変換先ノードにくり返しを定義した場合,変換先ノードの子孫ノードにはくり返し依存対象を設定してください。くり返し依存対象については,「6.6.3 くり返し依存対象の対応づけ」を参照してください。