Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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6.4.3 変換元ノードの範囲と変換先ノードの範囲を指定して自動でマッピングする

変換元ノードの範囲と変換先ノードの範囲を指定して自動でマッピングする場合,[自動マッピング元設定]ダイアログを使用します。[自動マッピング元設定]ダイアログでは,変換元ノードの範囲と変換先ノードの範囲を指定すると,変換元ノードと変換先ノードで類似度が高い要素同士を自動でマッピングします。範囲内にマッピング候補が存在しない場合やすでに変換先ノードアダプタにマッピング線が接続されている場合は,マッピングされません。マッピング時の類似度の判定については,「6.4.9 自動マッピング時の類似度の判定」を参照してください。

[自動マッピング元設定]ダイアログを使用したマッピングの手順を次に示します。

  1. 変換先スキーマツリービューアのマッピング先となる変換先ノードの要素を右クリックして,[自動マッピング]を選択します。
    変換先ノードの要素には,マッピングさせる範囲の最上位の要素を選択してください。
    [自動マッピング元設定]ダイアログが表示されます。
  2. [ノード追加]ボタンをクリックします。
    [ノード選択]ダイアログが表示されます。
  3. マッピング元となる変換元ノードの要素を指定して,[OK]ボタンをクリックします。
    変換元ノードの要素には,マッピングさせる範囲の最上位の要素を選択してください。
    選択した要素のパス名が[パス]に表示されます。パス名の表示形式の詳細については,「6.4.6 マッピング元の表示形式」を参照してください。
    要素を複数選択したい場合は,手順3.を繰り返してください。
    なお,次の場合は,エラーメッセージが出力されます。
    • すでに選択している要素を選択した場合
    • 選択した要素の祖先または子孫がすでに選択されている場合
    エラーメッセージが出力された場合,[OK]ボタンをクリックしてメッセージダイアログを閉じたあと,要素を再選択してください。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    指定した範囲内にマッピング候補が存在する場合,マッピング線[図データ](代入線)が自動で設定されます。範囲内にマッピング候補が存在しない場合やすでに変換先ノードアダプタにマッピング線が接続されている場合は,マッピングされません。

 

注意
マッピング候補が複数存在する場合は,最も類似度が高い候補が選択されるため,1つの変換元ノードに複数のマッピング線が生成される場合があります。マッピング済みの変換元ノードを対象外にしたい場合など,マッピング候補を絞り込みたいときは,[自動マッピング候補選択]ダイアログを使用するか,自動でマッピングさせたい範囲を狭めるようにしてください。[自動マッピング候補選択]ダイアログを使用して自動でマッピングする方法については,「6.4.4 変換先ノードの要素から候補を選択して自動でマッピングする」を参照してください。

 

参考
設定されたマッピング線の色は変更できます。マッピング線の色を変更する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.12.5 マッピング線の色を変更する」を参照してください。