Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.10.1 デバッグ情報出力機能の概要

デバッグ情報出力機能は,バイナリデータの変換処理中にエラーが発生した場合に,原因を特定するための情報(デバッグ情報)をユーザ電文トレースに出力する機能です。

バイナリデータの変換処理では,バイナリデータとDOM(DOMパーサによって解析されたXML文書の内容を記述したもの)を,相互に変換します。

デバッグ情報は,バイナリデータの変換処理で,次の場合に出力されます。

XMLデータ変換処理中にエラーが発生した場合は,デバッグ情報は出力されません。

また,バイナリデータの変換処理でエラーが発生した場合に,エラーの詳細情報として詳細情報メッセージが出力されます。

デバッグ情報出力機能が出力するデバッグ情報と,詳細情報メッセージの出力内容を併せて利用することで,バイナリデータの変換処理中のエラー原因を特定できます。

デバッグ情報の取得方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.3.1 サービスプラットフォームが出力するログやトレースの取得方法」のデバッグ情報の取得方法に関する説明を参照してください。