Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス
- CORBA::Any& add_in_arg();
このメソッドは,名前が付けられていないin引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのin引数の名前,型,および値を設定できるようにします。
- CORBA::Any& add_in_arg(
const char *name);
このメソッドは,名前が付けられているin引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのin引数の型,および値を設定できるようにします。
このメソッドのリターン値のメモリを絶対に解放しないでください。
- CORBA::Any& add_inout_arg();
このメソッドは,名前が付けられていないinout引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのinout引数の名前,型,および値を設定できるようにします。
- CORBA::Any& add_inout_arg(
const char *name);
このメソッドは,名前が付けられているinout引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのinout引数の型,および値を設定できるようにします。
- CORBA::Any& add_out_arg();
このメソッドは,名前が付けられていないout引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのout引数の名前,型,および値を設定できるようにします。
- CORBA::Any& add_out_arg(
const char *name);
このメソッドは,名前が付けられているout引数をRequestに追加し,そのAnyオブジェクトのリファレンスを返すことによって,そのout引数の型,および値を設定できるようにします。
- CORBA::NVList_ptr arguments();
このメソッドは,このリクエストの引数を含んでいるNVListオブジェクトを指すポインタを返します。引数の値を設定したり取得したりする際に,このポインタを使えます。NVListの詳細については,「23.14 NVList」を参照してください。
このメソッドのリターン値のメモリを絶対に解放しないでください。
- CORBA::ContextList_ptr contexts();
このメソッドは,Requestに対応するすべてのContextオブジェクトのリストを指すポインタを返します。Contextクラスの詳細については,「22.5 Context」を参照してください。
このメソッドのリターン値のメモリを絶対に解放しないでください。
- CORBA::Context_ptr ctx() const;
このメソッドは,このリクエストに対応するContextを指すポインタを返します。
- void ctx(
CORBA::Context_ptr ctx);
このメソッドは,このリクエストで使用されるContextを設定します。Contextクラスの詳細については,「22.5 Context」を参照してください。
- ctx
このリクエストに対応づけられるContextオブジェクト
- CORBA::Environment_ptr env();
このメソッドは,このリクエストに対応するEnvironmentを指すポインタを返します。Environmentクラスの詳細については,「23.11 Environment」を参照してください。
- CORBA::ExceptionList_ptr exceptions();
このメソッドは,このリクエストによって発生されるすべての例外のリストを指すポインタを返します。
このメソッドのリターン値のメモリを絶対に解放しないでください。
- void get_response();
オブジェクトインプリメンテーションからの応答を取得するために,send_deferredが呼び出されたあとに,このメソッドを使用します。応答がない場合,このメソッドは,クライアントアプリケーションが応答を受信するまで待ちます。
- void invoke();
このメソッドは,このリクエストに対応するORBオブジェクトに対してRequestを呼び出します。このメソッドは,クライアントが,オブジェクトインプリメンテーションからの応答を受信するまで待ちます。このメソッドを呼び出す前に,Requestをターゲットオブジェクト,オペレーション名,および引数で初期化します。
- const char* operation() const;
このメソッドは,このリクエストが表すオペレーションの名前を返します。
- CORBA::Boolean poll_response();
応答を待たないこのメソッドは,send_deferredメソッドが,応答を受信したかを判別したあとに呼び出されます。応答が受信されている場合,このメソッドはTRUEを返し,そうでない場合はFALSEを返します。
- CORBA::NamedValue_ptr result();
このメソッドは,オペレーションのリターン値が格納されるNamedValueオブジェクトを指すポインタを返します。このポインタは,オブジェクトインプリメンテーションによって,リクエストが処理されたあとの結果値を参照するのに使用できます。NamedValueクラスの詳細については,「23.13 NamedValue」を参照してください。
- CORBA::Any& return_value();
このメソッドは,このRequestオブジェクトのリターン値を表すAnyオブジェクトのリファレンスを返します。
- void set_return_type(
CORBA::TypeCode_ptr tc);
このメソッドは,受け取るTypeCodeのリターン値を設定します。invokeメソッドまたはsendメソッドのどちらかを呼び出す前に,リターン値の型を設定する必要があります。
- void send_deferred();
このメソッドは,invokeメソッドと同様に,このRequestをオブジェクトインプリメンテーションへ送信します。しかし,invokeメソッドとは異なり,このメソッドは応答を待ちません。クライアントアプリケーションはget_responseメソッドを使って応答を取得できます。
- void send_oneway();
このメソッドは,一方向オペレーションとしてこのRequestを呼び出します。一方向オペレーションは,オブジェクトインプリメンテーションからクライアントアプリケーションへ送信される応答を待ちません。また,そのような応答を送信することもありません。
- CORBA::Object_ptr target() const;
このメソッドは,このリクエストが実行されるターゲットオブジェクトのリファレンスを返します。
- static CORBA::Request_ptr _duplicate(
CORBA::Request_ptr ptr);
この静的メソッドは,指定されたオブジェクトのリファレンスカウントを増やし,そのオブジェクトを指すポインタを返します。
- static CORBA::Request_ptr _nil();
この静的メソッドは,CORBA::Request_ptrオブジェクトの初期化に使用できるNULLポインタを返します。
- static void _release(
CORBA::Request *ptr);
この静的メソッドは,指定されたオブジェクトのリファレンスカウントを減らします。そのカウントが0になると,オブジェクトによって管理されていたすべてのメモリが解放され,そのオブジェクトが削除されます。
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