Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド

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6.1.4 システムの停止方法

ここでは,システム停止の流れの中での,論理サーバとリソースの停止方法について説明します。ほかのプロセスの停止方法については,それぞれ次の個所を参照してください。

<この項の構成>
(1) リソースの停止
(2) 論理サーバの停止

(1) リソースの停止

運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,リソースを停止する方法について説明します。運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用すると,リソースアダプタを停止できます。

注意
  • メンバリソースアダプタは,所属するルートリソースアダプタが停止状態のときだけ停止できます。
  • 別名を定義したJ2EEリソースは,バッチサーバで開始されているバッチアプリケーションがある場合は停止できません。停止しようとするとメッセージが出力されて処理が失敗します。別名を定義したJ2EEリソースは,バッチサーバで開始されているすべてのバッチアプリケーションを停止してから停止してください。

運用管理ポータルを使用する場合
運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」の[リソースアダプタの開始/停止]画面で,インポート済みのリソースアダプタ一覧から該当するリソースアダプタを選択して停止します。リソースアダプタの停止の操作については,「12.4.2 リソースアダプタの停止」を参照してください。
参考
V7互換モードを選択した場合に使用する画面については,「付録E.6 リソースアダプタ管理」を参照してください。

運用管理コマンドを使用する場合
運用管理コマンドの実行形式,および実行例を次に示します。
実行形式
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <サーバ名> stop resAdapter <リソースアダプタ名>
 
実行例
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop resAdapter resadapter01

(2) 論理サーバの停止

論理サーバの停止方法について説明します。

論理サーバは,運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して停止します。論理サーバは運用管理ドメイン単位に一括停止したり,ホスト単位に一括停止したり,個別の論理サーバ単位に停止したりすることができます。

運用管理ポータルを使用する場合,運用管理ポータルの「論理サーバの起動/停止」の画面から起動してください。運用管理コマンドを使用する場合,サブコマンド「stop」を指定して実行してください。

なお,論理サーバを停止しても,論理サーバの停止処理が完了しない場合があります。この場合,論理サーバを強制的に停止する必要があります。論理サーバを強制停止する場合,個別の論理サーバの停止画面で[強制停止]ボタンを使用して停止します。

運用管理ポータルまたは運用管理コマンドでの論理サーバの停止方法について(a)〜(c)で説明します。

(a) 運用管理ドメイン単位の論理サーバの一括停止

運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,運用管理ドメイン内のすべての論理サーバを一括停止する方法について説明します。

運用管理ポータルを使用する場合
停止順序は,[起動順序の設定]画面で指定した順序の逆順になります。なお,[起動順序の設定]画面に起動順序が指定されていない論理サーバは一括起動の対象外になります。
運用管理ドメイン単位に論理サーバを一括停止する場合,運用管理ポータルの「論理サーバの起動/停止」にある,運用管理ドメインまたは(ルートの)ホストの[一括停止]画面で実行します。運用管理ドメイン単位に論理サーバを一括停止する操作については,「11.3.3 運用管理ドメイン全体の論理サーバの一括停止」を参照してください。

運用管理コマンドを使用する場合
運用管理コマンドの実行形式,および実行例を次に示します。
実行形式
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> stop allServers
 
実行例
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 stop allServers
(b) ホスト単位の論理サーバの一括停止

運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,ホスト内のすべての論理サーバを一括停止する方法について説明します。

運用管理ポータルを使用する場合
停止順序は,[起動順序の設定]画面で指定した順序の逆順になります。なお,[起動順序の設定]画面に起動順序が指定されていない論理サーバは一括停止の対象外になります。
ホスト単位に論理サーバを一括停止する場合,運用管理ポータルの「論理サーバの起動/停止」にある,各ホストの[一括停止]画面で実行します。ホスト単位に論理サーバを一括停止する操作については,「11.2.3 ホストごとの論理サーバの一括停止」を参照してください。

運用管理コマンドを使用する場合
運用管理コマンドの実行形式,および実行例を次に示します。
実行形式
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <ホスト名> -k host stop server
 
実行例
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t host01 -k host stop server
(c) 個別の論理サーバの停止

運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,論理サーバを個別に停止する方法について説明します。

運用管理ポータルを使用する場合
論理サーバを個別に停止する場合,運用管理ポータルの「論理サーバの起動/停止」にある各論理サーバの[起動/停止]画面で実行します。論理サーバを個別に停止する操作については,「11. 論理サーバの起動/停止」を参照してください。

運用管理コマンドを使用する場合
運用管理コマンドの実行形式,および実行例を次に示します。
実行形式
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <論理サーバ名> stop server
 
実行例
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop server