グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を有効にする場合は，簡易構築定義ファイルと，DD（web.xml）で設定が必要になります。

• 簡易構築定義ファイルでのグローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を有効にする設定
  論理J2EEサーバ（j2ee-server）の<configuration>タグ内で，webserver.sfo.check_size.modeパラメタに「on」を設定します。グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を無効にする場合は，このパラメタに「off」を設定してください。簡易構築ファイルおよび指定するパラメタの詳細については，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6　簡易構築定義ファイル」を参照してください。
  グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を使用する場合の簡易構築定義ファイルのパラメタの設定要否を次の表に示します。
  

  表6-9　グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を使用する場合の簡易構築定義ファイルのパラメタの設定要否

  簡易構築定義ファイルのパラメタ	パラメタの設定要否
  webserver.sfo.sfo_servers	無効※
  webserver.sfo.sfo_server.<セッションフェイルオーバ用フィルタのサーバ定義名>.naming	無効※
  webserver.sfo.sfo_server.<セッションフェイルオーバ用フィルタのサーバ定義名>.connectionTimeout	無効※
  webserver.sfo.check_size.mode	必須
  webserver.session.server_id.enabled	任意
  webserver.session.server_id.value	任意
  webserver.container.server_id.enabled	任意
  webserver.container.server_id.name	任意
  webserver.container.server_id.value	任意
  webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_line	任意

  （凡例）

  必須：必ず指定することを示す。省略した場合はエラーとなり，SFOサーバ用アプリケーションを開始できない。

  無効：指定しても無効になることを示す。設定した値は使用されない。

  任意：省略できることを示す。省略した場合はデフォルトの値が設定される。

  注※

  パラメタに設定した値は読み込みまれません。このため，不正な値を設定した場合も検出されません。

  
  

  参考

  Smart Composer機能を使用しない場合に，グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能を有効にするときは，J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）でwebserver.sfo.check_size.modeキーに「on」を設定します。webserver.sfo.check_size.modeキーについては，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.4　usrconf.properties（J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル）」を参照してください。

• DD（web.xml）でのセッションフェイルオーバ用フィルタの定義
  メモリセッションフェイルオーバ機能の設定をします。DD（web.xml）でのセッションフェイルオーバ用フィルタの定義については，「6.12.1　DDの作成」を参照してください。グローバルセッション情報のサイズ見積もり機能では，DD（web.xml）に定義したメモリセッションフェイルオーバ機能の設定を基にグローバルセッション情報が作成されます。