Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
セッション情報の引き継ぎを行うWebアプリケーションの設定では,Webアプリケーションにセッションフェイルオーバ用フィルタを追加して,セッション情報の引き継ぎに関する項目やフィルタマッピングを定義します。フィルタの設定の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.9.1 アプリケーションサーバが提供するサーブレットフィルタ(built-inフィルタ)」も参照してください。なお,Servlet 3.0以降では,APIでフィルタを定義できますが,セッションフェイルオーバ用フィルタはAPIで定義できません。
次に示すディレクトリに,メモリセッションフェイルオーバ機能で使用するフィルタ定義およびフィルタマッピングの定義が記述されたテンプレートのDD(web.xml)が用意してあります。
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\sfo\sfo_war
このファイルをコピーしてWebアプリケーションのDDを作成します。すでに存在するWebアプリケーションにメモリセッションフェイルオーバ機能を適用する場合,テンプレートからDDにセッションフェイルオーバ用フィルタのフィルタ定義およびフィルタマッピングの定義をコピーし,必要な定義を記述します。
(省略) : <init-param> <param-name>LockTimeout</param-name> <param-value></param-value> </init-param> : (省略) |
テンプレートの内容を次に示します。
図6-32 テンプレートの内容(メモリセッションフェイルオーバ機能のDD)(1/2)
図6-33 テンプレートの内容(メモリセッションフェイルオーバ機能のDD)(2/2)
次の定義の値は固定となります。テンプレートの値をそのまま使用してください。
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