Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
EJBクライアントアプリケーションでサブディレクトリ専有モードを使用するためには,vbjコマンド実行時のクラスパスにJARファイルを指定します。
指定するJARファイルの種類と配置場所を次に示します。なお,JARファイルには製品提供クラスが含まれます。
なお,EJBクライアントアプリケーションから呼び出すアプリケーションの数,内容に関係なく,指定するJARファイルのファイル名と配置場所は固定です。
また,サブディレクトリ専有モードを使用する場合,次のキーを使用して,EJBクライアントアプリケーションのプロセス単位で作成されるログ出力先サブディレクトリ数を指定できます。
このキーは,Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)に指定できます。また,vbjコマンドでも指定できます(システムの実行環境に従って値を指定するか,または指定を省略できます)。
なお,このキーは,Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイル固有のキーです。
キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.client.log.directorynum | Javaアプリケーションのログ出力先のサブディレクトリ数を,1〜16の整数値で指定します。 指定したサブディレクトリ数を超えた場合は,いちばん古いclient_process_endファイルがあるサブディレクトリが削除されます。なお,0を指定した場合,サブディレクトリ数は無制限になり,サブディレクトリは削除されません。ejbserver.client.log.directoryに通常値のディレクトリを使用する場合は,このキーを指定しないでください。指定がない場合や0〜16以外の値を指定した場合は,KDJE51002-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力され,通常値が使用されます。 Javaアプリケーションを同時に17個以上起動する場合は,このキーには0を指定してください。この場合,サブディレクトリの管理にはcjcldellogコマンドを使用してください。 また,複数のJavaアプリケーションを同時に起動する場合,KDJE51005-Wのメッセージが頻繁に出力されるときには,サブディレクトリ数がこのキー値を超えていることがあります。この場合,このキーに0を指定して,cjcldellogコマンドを使用してサブディレクトリを管理してください。なお,このメッセージが出力される場合も,Javaアプリケーションは問題なく動作します。 cjcldellogコマンドについては,「5.3.5 サブディレクトリ数の管理で使用するコマンド(cjcldellog(システムログ出力先サブディレクトリの削除))」を参照してください。 なお,次の場合,このキーの指定は無効になります。
|
なし |
usrconf.properties(Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイル)については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「14.3 usrconf.properties(Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.