Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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4.32.4 複数の構築済み実行環境を切り替える場合の注意事項

複数の構築済み実行環境を切り替える場合のDABroker Libraryのファイルの扱いについての注意事項を説明します。

<この項の構成>
(1) 退避環境作成時に退避対象となるファイル
(2) 退避作業が不要なファイル

(1) 退避環境作成時に退避対象となるファイル

退避環境作成時に退避対象となるDABroker Libraryの製品ファイルを次に示します。

注※
<DABroker運用ディレクトリ>のデフォルトは,<DABroker Libraryのインストールディレクトリ>です。<DABroker運用ディレクトリ>にデフォルト以外を指定している場合も退避対象となります。
DABroker Library以外のファイルについては,「7.2.4(2) 退避環境作成時に退避対象となるファイル」を参照してください。

(2) 退避作業が不要なファイル

次の表に示すファイルは,退避対象外ですが,退避作業は必須ではありません。これらのファイルは,アプリケーションサーバの動作に影響はありません。必要に応じて退避してください。なお,退避作業が不要なファイルの場合,実行環境の回復時に退避したファイルを戻す作業は不要です。

表4-99 退避作業が不要なファイル

項番 ファイルまたはディレクトリ名 説明 構成ソフトウェア
1 <DABroker運用ディレクトリ>/AGT エージェント処理用ディレクトリ DABroker Library
2 <DABroker運用ディレクトリ>/AGTGRP グループ管理用ディレクトリ DABroker Library
3 <DABroker運用ディレクトリ>/spool以下すべて トレースファイル,ログファイルの格納用ディレクトリ DABroker Library

注※
<DABroker運用ディレクトリ>のデフォルトは,<DABroker Libraryのインストールディレクトリ>です。<DABroker運用ディレクトリ>にデフォルト以外を指定している場合も退避対象外です。
DABroker Library以外のファイルについては,「7.2.3(1) 退避対象外のファイルの退避」を参照してください。