Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.11.1 hitachi_web.propertiesWebコンテナサーバ用Webアプリケーションプロパティファイル

<この項の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー
(5) 記述例

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称> = <値>

指定方法
  • 改行までが値になります。
  • #で始まる行はコメントとみなされます。
  • 値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

Webアプリケーション個別のプロパティを指定します。なお,Webコンテナサーバ全体でのシステムプロパティ設定は,usrconf.propertiesで指定します。usrconf.propertiesとWEB-INF/hitachi_web.propertiesで同じキーが指定されている場合は,WEB-INF/hitachi_web.propertiesの値が優先されます。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。このキーに不正な値を指定した場合,動作は保証されません。

キー名称 内容 デフォルト値
webserver.context.reload_delay_timeout リロードの遅延実行機能を使用するかどうかを,-2147483648〜2147483647の整数で指定します。
  • リロードの遅延実行機能を使用し,最大遅延期間(単位:秒)を設定する場合は,1以上の整数で指定します。
  • リロードの遅延実行機能を使用し,最大遅延期間(単位:秒)を設定しない場合は,負の整数で指定します。
  • リロードの遅延実行機能を使用しない場合は,0を指定します。
0
webserver.context.reloadable Webアプリケーションのクラスファイルの更新を自動検知するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
更新を自動検知します。

falseを指定した場合:
更新を自動検知しません。
false
webserver.context.update.interval 更新するファイルのコピーに必要な時間(単位:秒)をインターバルとして指定します。0〜2147483647の整数で指定します。
なお,インターバルは余裕のある値にしてください。
リソースの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,処理中リクエストの監視を開始します。
0
webserver.jsp.keepgenerated JSPファイルをコンパイルした結果得られたJavaファイルを保持するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
Javaファイルを保持します。

falseを指定した場合:
Javaファイルを保持しません。
false
webserver.jsp.recompilable JSPファイルが更新されたときに自動的に再コンパイルするかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
自動的に再コンパイルします。

falseを指定した場合:
自動的に再コンパイルしません。
false
webserver.jsp.update.interval 更新するJSPファイルのコピーに必要な時間(単位:秒)をインターバルとして指定します。0〜2147483647の整数で指定します。
なお,インターバルは余裕のある値にしてください。
JSPファイルの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,JSPの再コンパイルが実行されます。
0
webserver.session.persistence.enabled リロード時のセッション継続機能を使用するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
セッション継続機能は有効になります。

falseを指定した場合:
セッション継続機能は無効になります。
false
webserver.xml.validate Webアプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタ(web.xmlファイル),およびタグライブラリ・ディスクリプタ(TLDファイル)がDTDで記述されたスキーマに沿って書かれているかチェックするかどうかを指定します。

trueを指定した場合:
チェックします。

falseを指定した場合:
チェックしません。
true

(5) 記述例

 
webserver.context.reload_delay_timeout=0
webserver.context.reloadable=false
webserver.context.update.interval=0
webserver.jsp.keepgenerated=false
webserver.jsp.recompilable=false
webserver.jsp.update.interval=0
webserver.session.persistence.enabled=true
webserver.xml.validate=true