Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.10.3 cjstopwebWebコンテナサーバの停止

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) ユーザ定義ファイル
(6) 注意事項

(1) 形式

cjstopweb [<サーバ名称>]
          [-f|-fd [<スレッドダンプ取得間隔> <スレッドダンプ取得回数>]]

(2) 機能

サーバ名称のWebコンテナサーバを停止します。

(3) 引数

<サーバ名称>
停止するWebコンテナサーバのサーバ名称を指定します。サーバ名称には,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)またはハイフン(-)が使用できます。サーバ名称の先頭の文字は英数字でなければなりません。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。

-f
Webコンテナサーバを強制停止します。

-fd
Webコンテナサーバの障害情報を取得したあと,Webコンテナサーバを強制停止します。
<スレッドダンプ取得間隔>
スレッドダンプを取得する間隔を1〜60の整数(単位:秒)で指定します。省略した場合の初期値は3秒です。
<スレッドダンプ取得回数>
スレッドダンプを取得する回数を1〜60の整数(単位:回)で指定します。省略した場合の初期値は10回です。
取得する障害情報を次に示します。
  1. OSの稼働状況
    Windowsの場合の出力先:
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<サーバ名称>\cjsysinfo.<出力時間>.txt
    UNIXの場合の出力先:
    /opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/cjsysinfo.<出力時間>.txt
    <出力時間>は,yymmddHHMMSSの形式になります。
    なお,出力内容については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjgetsysinfo(OS状態情報の取得)」を参照してください。
  2. JavaVMのスレッドダンプ
    <スレッドダンプ取得間隔>,<スレッドダンプ取得回数>で指定した間隔と回数でスレッドダンプを取得します。Webコンテナサーバプロセスの状態によっては指定間隔,指定回数でスレッドダンプが出力されない場合もあります。なお,出力内容については,「cjdumpweb(Webコンテナサーバのスレッドダンプの取得)」を参照してください。
  3. Webコンテナサーバのクラッシュダンプ(Windowsの場合)またはcoreファイル(UNIXの場合)
    最後のスレッドダンプ取得要求後,スレッドダンプ取得間隔時間経過後にクラッシュダンプまたはcoreファイルを出力します。
    クラッシュダンプの出力先:
    Windows XPとWindows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7またはWindows Vistaではクラッシュダンプの出力先は異なります。
    ・Windows XPの場合
    <ワトソン博士のクラッシュダンプ出力先>\user.dmp
    注※:ワトソン博士のクラッシュダンプ作成オプションの設定が必要です。
    ・Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7またはWindows Vistaの場合
    <環境変数CJMEMDUMP_PATHで指定したディレクトリ>\cjmemdump.dmp
    注※:環境変数CJMEMDUMP_PATHが指定されていないか,指定したディレクトリが存在しない場合,クラッシュダンプは出力されません。また,指定したディレクトリにクラッシュダンプがすでに存在する場合,クラッシュダンプは上書きされます。
    coreファイルの出力先:
    /opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/core
    注※
    Linuxの場合,core.<強制停止されたWebコンテナサーバのプロセスID>

(4) 戻り値

0:
正常終了しました。

1以上:
異常終了しました。

(5) ユーザ定義ファイル

(6) 注意事項