Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド
Webアプリケーションのサンプルプログラムは,次のディレクトリに格納されます。
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\webapps
サンプルプログラムの概要と実行手順を示します。
Webアプリケーションのサンプルとして,Servlet 2.5仕様に準じたサーブレットおよびJSPのサンプルプログラムを利用できます。ここでは,前提事項,サンプルプログラムの種類,およびサンプルプログラムの構成について説明します。
Webアプリケーションのサンプルプログラムの前提事項を次に示します。
また,Webアプリケーションのサンプルプログラムでは,JSTL 1.2を使用します。JSTL 1.2を使用するためには,usrconf.cfgにクラスパスを設定する必要があります。設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「3.4 クラスパスの設定(開発環境の設定)」を参照してください。
提供するサンプルプログラムの種類を次に示します。
Webアプリケーションのサンプルプログラムは,展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてそのまま使用できます。<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\webapps以下の構成を次に示します。
図M-45 webappsディレクトリ以下の構成
以降に説明するWebアプリケーションのサンプルプログラムの実行手順では,<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examplesの下にあるwebappディレクトリを,<webappsディレクトリ>と表記します。
サンプルプログラムの実行手順を示します。この手順では,次の機能を使用します。
サンプルで提供するバッチファイル(compile.bat)を使用して,Webアプリケーションのサーブレット,フィルタ,リスナ,JavaBeansのJavaソースファイル,およびJSPファイルをコンパイルします。
なお,サーブレットやフィルタなどJavaソースファイルはjavacコマンドが使用され,JSPファイルのコンパイルには,cjjspcコマンドが使用されます。
「付録M.1(1) J2EEサーバのセットアップ」を参照してください。
「付録M.1(2) J2EEサーバのカスタマイズ」を参照してください。
「付録M.1(3) J2EEサーバの起動」を参照してください。
サンプルで提供するバッチファイル(setupUsers.bat)を使用して,ユーザおよびロールを登録します。このバッチファイルでは,J2EEサーバ名「MyServer」のJ2EEサーバに対し,ユーザの登録とロールの登録の処理が実行されます。
このバッチファイルで実行される処理の内容を示します。
ここで登録したユーザ名とパスワードは,JSPのサンプルページの「Security」で使用します。
「付録M.1(5) アプリケーションのインポート,設定,および開始」を参照してください。
ブラウザを起動し,URLに次の文字列を指定してWebアプリケーションのトップページにアクセスします。
http://<マシン名>/examples
ポート番号をカスタマイズしている場合は,<マシン名>のあとに,「:<ポート番号>」を指定してください。
J2EEサーバを起動したホストからアクセスする場合は,次のように指定します。
http://localhost/examples
アクセスに成功すると,次のようなトップ画面が表示されます。
図M-46 Webアプリケーションのサンプルプログラムの実行例
「付録M.1(6) アプリケーションの停止,削除」を参照してください。
「付録M.1(7) J2EEサーバの終了」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.