Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド
ルートリソースアダプタ用DB Connectorを,次の手順で設定します。
次に示すコマンドを実行してルートリソースアダプタ用のDB Connectorをインポートします。
cjimportres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -f <ファイルパス> |
<ファイルパス>には,RARファイルを指定してください。
RARファイルは,次のディレクトリに格納されています。
ルートリソースアダプタとしてインポートするRARファイルについて説明します。
cjimportres MyServer -type rar -f "c:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\DBConnector\ClusterPool\DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rar"
cjimportresコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportres(リソースのインポート)」を参照してください。
ルートリソースアダプタ用のDB Connectorのプロパティを定義します。プロパティを定義する手順については,「4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。ここでは,ルートリソースアダプタ用のDB Connectorのプロパティの設定項目を説明します。
ルートリソースアダプタ用のDB Connectorで,有効なプロパティを次に示します。下記以外の項目は,設定しても無視されます。
コンフィグレーションプロパティの設定項目を次に示します。
項目 | 対応するタグ |
---|---|
コンフィグレーションプロパティ名 | <config-property-name> |
コンフィグレーションプロパティのデータ型 | <config-property-type> |
コンフィグレーションプロパティの値 | <config-property-value> |
定義するコンフィグレーションプロパティの数だけ,上記の設定を繰り返してください。
DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rarを使用する場合の,コンフィグレーションプロパティの設定項目と設定例を次の表に示します。
表4-13 DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rarを使用する場合のコンフィグレーションプロパティの設定例
項目名 | 設定例 |
---|---|
algorithm | RoundRobin |
enableAutoPoolSuspend | true |
enableAutoPoolResume | true |
dbCheckInterval | 30 |
memberResourceAdapterName1 | DB_Connector_for_Oracle_ClusterPool_Member1 |
memberResourceAdapterName2 | DB_Connector_for_Oracle_ClusterPool_Member2 |
logLevel | ERROR |
コンフィグレーションプロパティ名(<config-property-name>)の「memberResourceAdapterName[n]」プロパティは,メンバリソースアダプタの表示名を設定します。memberResourceAdapterName[n]は,デフォルトでは優先度2まで定義してあります。さらに,メンバリソースアダプタを指定する場合には,プロパティを追加してください。優先度nは,1〜100の範囲で指定してください。nは,連続している必要はありません。
ルートリソースアダプタ用のDB Connectorは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして使用できます。なお,デプロイしたあとで,プロパティを定義することもできます。デプロイ後に定義する場合は,該当するルートリソースアダプタ用のDB Connectorを停止した状態で実行してください。プロパティを定義する方法については,「(2) ルートリソースアダプタ用のDB Connectorのプロパティ定義」を参照してください。
次に示すコマンドを実行してルートリソースアダプタ用のDB Connectorをデプロイします。
cjdeployrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -resname <ルートリソースアダプタ用のDB Connector表示名> |
cjdeployrar MyServer -resname DB_Connector_for_ClusterPool_Root
cjdeployrarコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjdeployrar(リソースアダプタのデプロイ)」を参照してください。
ルートリソースアダプタ用のDB Connectorに設定した情報が正しいかどうか,接続テストで検証します。
次に示すコマンドを実行して,ルートリソースアダプタ用のDB Connectorの接続テストを実施します。
cjtestres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <ルートリソースアダプタ用のDB Connectorの表示名> |
cjtestres -type rar -resname DB_Connector_for_ClusterPool_Root
cjtestresコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjtestres(リソースの接続テスト)」を参照してください。
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