Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド

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4.2 データベースと接続するための設定

データベースと接続するために,DB Connectorの設定をします。DB Connectorはデータベースと接続するためのリソースアダプタです。

ここで説明するDB Connectorを使用したデータベースへの接続とは,JDBCインタフェースを使用してデータベースのテーブルだけにアクセスすることです。

JMSインタフェースを使用してキューにアクセスする場合は,DB Connector for Cosminexus RMおよびCosminexus RMを使用してデータベースに接続します。詳細は,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照してください。

データベースをコネクションプールのクラスタ化で使用する場合は,「4.3 データベースと接続するための設定(コネクションプールのクラスタ化の場合)」を参照してください。

DB Connectorの設定をするには,あらかじめ使用するデータベースの環境を設定しておいてください。また,使用するDB Connectorの種類に応じて,HiRDB Type4 JDBC Driver,Oracle JDBC Thin Driver,SQL Server 2000 Driver for JDBC,SQL Server 2005 JDBC Driver,またはSQL Server JDBC Driverの設定も必要です。DB Connectorの設定の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.5 データベースを使用するための設定」を参照してください。

DB Connectorの設定は次の手順で実施します。

  1. DB Connectorをインポートします。
  2. プロパティを定義します。
  3. DB Connectorをデプロイします。
    デプロイとは,DB ConnectorをJ2EEサーバに共有スタンドアロンモジュール(J2EEリソースアダプタ)として配備することです。
  4. 接続を確認します。
    正しく接続できるかどうかは,接続テストによって確認できます。

デプロイしたDB Connectorは,J2EEアプリケーションのプロパティ設定で,リソースアダプタのリファレンスを解決する必要があります。詳細については,「9.3.3 リソースアダプタのリファレンス定義」を参照してください。

参考
DB Connectorのプロパティを新規に設定する場合,Cosminexus Component Containerが提供しているテンプレートファイルが利用できます。
Connector属性ファイルのテンプレートファイルは,次に示すディレクトリに格納されています。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusインストールディレクトリ>\CC\admin\templates\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/admin/templates/
このテンプレートファイルを使用すると,DB Connectorをインポートする前に,Connector属性ファイルを編集しておくことができます。テンプレートファイルはコピーして使用してください。
Connector属性ファイルのテンプレートファイル名については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.14 Connector属性ファイルのテンプレートファイル」を参照してください。
なお,すでにプロパティが設定されているDB Connectorのプロパティを変更する場合は,テンプレートファイルは使用しないでください。インポートしたDB ConnectorのConnector属性を取得して,Connector属性ファイルを編集してください。
<この節の構成>
4.2.1 DB Connectorのインポート
4.2.2 DB Connectorのプロパティ定義
4.2.3 DB Connectorのデプロイ
4.2.4 DB Connectorの接続テスト
4.2.5 DB Connectorの開始
4.2.6 DB Connectorの停止
4.2.7 DB Connectorのアンデプロイ
4.2.8 DB Connectorのエクスポート