Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
ここでは,カスタム受付の運用について説明します。
カスタム受付の運用の流れを次の図に示します。
図G-5 カスタム受付の運用の流れ
次に,カスタム受付の運用の流れに合わせてそれぞれの内容を説明します。
開発環境で作成したカスタム受付を運用環境で使用する場合,ZIPファイル形式で保存されたリポジトリ情報をリポジトリにインポートします。インポートする方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「4.3 リポジトリのインポート」を参照してください。
リポジトリにインポートするには,cscrepctlコマンドを実行します。詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscrepctl(インポート/エクスポート)」を参照してください。
カスタム受付を配備するには,運用環境でcsccompodeployコマンドを実行します。詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompodeploy(HCSCコンポーネントの配備)」を参照してください。
カスタム受付を実行環境に配備する場合の前提条件,および配備方法は,ユーザ定義受付を配備する方法と同じです。詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.14 ユーザ定義受付を配備する」を参照してください。
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルを取得するときの前提条件,および取得方法について説明します。
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルを取得するには,HCSCサーバが起動状態である必要があります。
HCSCサーバの状態の確認方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.2.15 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルを取得するには,運用環境でcsccompoconfigコマンドを実行します。
詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoconfig(HCSCコンポーネントの定義)」を参照してください。
csccompoconfigコマンドの実行形式を次に示します。
csccompoconfig -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -operation get -csc <HCSCサーバ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルの定義情報を設定するときの前提条件,および設定方法について説明します。
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルの定義情報を設定するには,HCSCサーバが起動状態である必要があります。
HCSCサーバの状態の確認方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.2.15 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
カスタム受付のアプリケーション統合属性ファイルの定義情報を設定するには,運用環境でcsccompoconfigコマンドを実行します。
詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoconfig(HCSCコンポーネントの定義)」を参照してください。
csccompoconfigコマンドの実行形式を次に示します。
csccompoconfig -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -operation set -propfile <アプリケーション統合属性ファイル> -csc <HCSCサーバ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
csccompoconfig -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -operation set -propfile <アプリケーション統合属性ファイル> -cluster <クラスタ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
カスタム受付を開始するときの前提条件,および開始方法について説明します。
カスタム受付を開始するには,次の条件を満たしている必要があります。
HCSCサーバの状態の確認方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.2.15 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
運用環境の画面を利用してカスタム受付を開始する手順を次に示します。
カスタム受付を開始するには,運用環境でcsccompostartコマンドを実行します。
詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostart(HCSCコンポーネントの開始)」を参照してください。
csccompostartコマンドの実行形式を次に示します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all |
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all |
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
カスタム受付の情報を参照するには,cscsvclsコマンドを実行します。詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsvcls(サービス情報の表示)」を参照してください。
cscsvclsコマンドを実行すると,開発環境または運用環境に設定されている定義ファイルのファイル名とその状態を確認できます。確認する方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.7 サービス情報を確認する」を参照してください。
カスタム受付を停止するときの前提条件,および停止方法について説明します。
カスタム受付を停止するには,次の条件を満たしている必要があります。
カスタム受付を停止するには,運用環境でcsccompostopコマンドを実行します。
詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostop(HCSCコンポーネントの停止)」を参照してください。
csccompostopコマンドの実行形式を次に示します。
csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all |
csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all |
csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <カスタム受付の受付ID> |
なお,csccompostopコマンドの停止処理では,CSCが保持するカスタム受付の状態を「停止状態」に更新してからカスタム受付のアプリケーションを停止します。カスタム受付の停止処理中にリクエストを受信した場合,CSCが保持するカスタム受付と,カスタム受付のアプリケーションが両方とも起動していれば,リクエストは正常に受け付けられます。
実行環境に配備済みのカスタム受付を削除するには,運用環境でcsccompoundeployコマンドを実行します。詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoundeploy(配備済みのHCSCコンポーネントの削除)」を参照してください。
配備済みのカスタム受付を削除する場合の前提条件,および削除方法は,ユーザ定義受付を削除する方法と同じです。削除する方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.2.3 ユーザ定義受付を削除する」を参照してください。
運用環境にリポジトリをインポートしたあとに,開発環境でカスタム受付の定義を編集した場合,次の手順でリポジトリを再インポートします。
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