Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド

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4.2 電文フォーマットの種類

サービス部品の実行に利用する電文でXML形式のデータを扱うか,バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱うかによって,作成する電文フォーマットは異なります。

<この節の構成>
(1) XML形式のデータを扱う場合
(2) バイナリ形式のデータを扱う場合

(1) XML形式のデータを扱う場合

XML形式のデータを扱う場合,XMLフォーマット定義ファイルを作成します。

XMLフォーマット定義ファイルは,XMLスキーマファイル(拡張子:.xsd)として作成します。作成するXMLフォーマット定義ファイルの内容や作成方法は,実行するサービス部品の種類によって異なります。サービス部品ごとのXMLフォーマット定義ファイルの作成方法については,「4.3 電文フォーマット(XMLフォーマット定義ファイル)の作成方法」を参照してください。

(2) バイナリ形式のデータを扱う場合

バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱う場合,バイナリフォーマット定義ファイルを作成します。

バイナリフォーマット定義ファイルでは,テキスト形式,バイナリ形式,およびCSV形式のデータの構造(固定長,セパレータなど)と,データの文字コード(シフトJIS,JIS漢字,Unicode,KEISなど)を定義できます。

バイナリフォーマット定義ファイルの作成方法については,「4.4 電文フォーマット(バイナリフォーマット定義ファイル)の作成方法」を参照してください。

なお,バイナリ形式のデータを扱う場合,またはデータ変換で値置換えファンクションを使用する場合,開発環境には「uCosminexus 日立コード変換 - Development Kit」,実行環境には「uCosminexus 日立コード変換 - Server Runtime」(Windowsの場合)または「uCosminexus 日立コード変換 - Runtime」(UNIXの場合)が必要です。