Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.19.11 [LDEV作成]画面

[図データ]

情報設定エリア

項目

説明

プロビジョニングタイプ

LDEVの種別を選択します。

[Basic]:内部ボリュームです。

Dynamic Provisioning]:Dynamic Provisioningの仮想ボリュームです。

[External]:外部ボリュームです。

[Snapshot]:Thin Imageのボリュームです。

[ALU]:ALU属性のLDEVです。

データダイレクトマップ

データダイレクトマップ属性の有効または無効を選択します。[プロビジョニングタイプ]が[Dynamic Provisioning]または[External]のときだけ選択できます。また、[プロビジョニングタイプ]が[External]の場合、データダイレクトマップ属性の外部ボリュームがないときは[有効]を選択できません。

[有効]:データダイレクトマップ属性を有効にします。

[無効]:データダイレクトマップ属性を無効にします。

容量削減

容量削減機能を選択します。

[圧縮]:圧縮機能を使用します。

[重複排除および圧縮]:重複排除機能および圧縮機能を使用します。次の場合、[重複排除および圧縮]は選択できません。

  • 選択したプールの重複排除用システムデータボリュームの[LDEV状態]が[正常]以外

[無効]:容量削減機能を使用しません。

次の場合、[容量削減]は[無効]です。

  • [データダイレクトマップ]が[有効]である

  • 容量削減機能のライセンスがインストールされていない

  • 複数階層プール]が[有効]である

複数階層プール

Dynamic Tieringの有効または無効を選択します。

[有効]:Dynamic Tiering用のプールが[プール選択]画面に表示されます。

[無効]:Dynamic Provisioning用のプールが[プール選択]画面に表示されます。

Active Flash

複数階層プールで有効を選択した場合、かつSSDが搭載されている場合、チェックボックスを選択できます。チェックボックスを選択した場合、active flash機能を使用できます。

パリティグループ選択、プール選択、または外部ボリューム選択

LDEVに割り当てるパリティグループ、プール、または外部ボリュームを選択します。

[パリティグループ選択]:内部ボリュームを作成する場合に表示されます。

[プール選択]:DP-VOLを作成する場合に表示されます。[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合、この項目は表示されません。

[外部ボリューム選択]:外部ボリュームを作成する場合に表示されます。

ドライブタイプ / RPM

ドライブ種別と回転数を選択します。

[任意]:システム構成できるすべてのドライブと回転数を対象とします。

[FMD DC2]:FMD DC2です。容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVを作成する場合、この項目を選択してください。

[SSD]:SSDです。

[SSD(RI)]:SSD(Read Intensiveタイプ)です。

[SAS/RPM]:SASドライブおよび毎分回転数です。

[外部ストレージ]:外部ストレージシステムです。

[混在]:ドライブ種別を混在します。

なお、VSP F350, F370, F700, F900では、SASドライブは指定できません。

RAIDレベル

RAIDレベルを選択します。[ドライブタイプ/RPM]で[外部ストレージ]を指定した場合は、[-]が表示されます。

フリースペース選択

[フリースペース選択]画面が表示されます。

プール選択

[プール選択]画面が表示されます。

合計選択フリースペース

選択されているフリースペースの数が表示されます。

合計選択フリースペース容量

選択されているフリースペースの容量が表示されます。

選択したプール名(ID)

選択されているプール名およびプールIDが表示されます。

選択したプール容量

選択されているプールの容量が表示されます。

LDEV容量

[容量互換モード(バウンダリ補正する)]:作成するLDEVの容量をバウンダリ補正する場合、選択します。初期値ではこのチェックボックスは非選択です。

容量入力エリア:LDEVの容量を設定します。1つのフリースペース、プール、または外部ボリュームに作成するLDEVの容量を指定します。

指定する単位によって、LDEVの詳細な容量計算が異なります。詳細は、「1.19.4 CV容量の計算」を参照してください。

なお、[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合、この項目は表示されません。

フリースペース内LDEV数、LDEV数、または外部ボリューム内LDEV数

1つのフリースペース、プール、または外部ボリュームに作成するLDEV数を設定します。

[プロビジョニングタイプ]が[Dynamic Provisioning]で[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合、この項目は表示されません。[プロビジョニングタイプ]が[External]で[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合、[外部ボリューム内LDEV数]は[1]が設定されます。

利用可能なボリューム

利用可能なボリュームを選択します。[プロビジョニングタイプ]が[Dynamic Provisioning]で[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合だけ表示されます。

[LDEV ID]:LDKC番号、CU番号、およびLDEV番号の組み合わせが表示されます。

[LDEV名]:LDEVの名称が表示されます。固定文字と開始番号の組み合わせです。

[パリティグループID]:パリティグループID が表示されます。

[容量]:LDEVの容量が表示されます。

[ベンダ / モデル / シリアル番号]:ベンダ、モデル、およびシリアル番号が表示されます。

[プール名(ID)]:プール名(プールID)が表示されます。

[容量]:プールの容量が表示されます。

LDEV名

[固定文字]:固定の文字列です。

[開始番号]:開始番号です。

固定文字と開始番号を入力します。開始番号には次に示す付番規則があります。固定文字と開始番号をあわせて32文字まで指定できます。

  • 1 : 最大で9個の番号が付けられます(1, 2, 3 ... 9)。

  • 08: 最大で92個の番号が付けられます(08, 09, 10 ... 99)。

  • 23: 最大で77個の番号が付けられます(23, 24, 25 ... 99)。

  • 098: 最大で902個の番号が付けられます(098, 099, 100 ... 999)。

フォーマットタイプ

フォーマットの種別を設定します。内部ボリューム、外部ボリュームの場合に表示されます。

[Quick Format]:クイックフォーマットです。クイックフォーマットは、フォーマットタイプの初期値です。容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVまたは外部ボリュームを選択した場合は選択できません。

[Normal Format]:通常のフォーマットです。

[Parity Group Format]:パリティグループをフォーマットします。パリティグループ内に既存のLDEVがない場合、選択できます。

[No Format]:フォーマットされません。

LDEV ID(開始番号)

LDEV IDを設定します。LDKCは00です。CU:DEVの初期値は、00:00です。

複数のLDEVを作成する場合、[間隔]にLDEV IDを割り振る間隔を指定します。

LDEV ID参照

[LDEV ID参照]画面が表示されます。

キャッシュパーティション

CLPRを設定します。CLPR ID:CLPR名の形式で表示されます。

MPユニットID

LDEVに割り当てるMPユニットIDを設定します。[自動]または任意のIDを選択します。初期値は、[自動]です。

自動割り当てが有効なMPユニットが1つ以上ある場合は、[自動]も選択できます。

初期値は、[自動]が選択できる場合は[自動]、[自動]が選択できない場合は最も小さい番号のMPユニットIDです。

ページ予約

LDEVに関連づけられたプールのページを予約します。初期値は[無効]です。選択できる値は、[有効]または[無効]です。次の条件をすべて満たすLDEVだけ、[有効]が指定できます。

  • 指定したプールの割当ページ容量と予約ページ容量の合計が、枯渇しきい値以下であること

  • 指定したプールが、プール容量の縮小中ではないこと

  • LDEVのエミュレーションタイプが、OPEN-Vであること

  • データダイレクトマップ属性が無効であること

階層割り当てポリシー

LDEVに割り当てる階層割り当てポリシーを設定します。

初期値は[All(0)]です。選択できる値は、[All(0)]と[Level1(1)]から[Level31(31)]までです。なお、[Level6(6)]から[Level31(31)]までは、階層割り当てポリシーの名称が変更できます。これらの名称が変更されている場合、変更後の名称が表示されます。

設定の詳細については、「2.4.1 Dynamic Tieringの階層割り当てポリシー」を参照してください。

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

新規ページ割り当て階層

LDEVに割り当てる新規ページ割り当て階層を設定します。

初期値は[中]です。選択できる値は、[高]、[中]、または[低]です。設定の詳細については、「2.4.9 Dynamic Tieringが新規ページを割り当てる階層」を参照してください。

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

再配置プライオリティ

LDEVを優先的に再配置する場合に設定します。選択できる値は、[デフォルト]または[優先]です。

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

T10 PI

LDEVのT10 PI属性を設定します。

[有効]:LDEVのT10 PI属性を有効にします。

[無効]:LDEVのT10 PI属性を無効にします。

この機能は[プロビジョニングタイプ]で、[Basic]、[Dynamic Provisioning]、または[Snapshot]のどれかが選択されているときに設定できます。

設定する項目はボリュームタイプによって異なります。ボリュームタイプ別の設定項目を次に示します。

項目

内部ボリューム

オープンシステムの仮想ボリューム

外部ボリューム

Snapshotボリューム

ALU属性のLDEV

プロビジョニングタイプ

データダイレクトマップ

容量削減

複数階層プール

Active Flash

ドライブタイプ / RPM

×

RAIDレベル

×

フリースペース選択

プール選択

容量互換モード(バウンダリ補正する)

LDEV容量

フリースペース内LDEV数

LDEV数

外部ボリューム内LDEV数

利用可能なボリューム

LDEV名

フォーマットタイプ

LDEV ID(開始番号)

LDEV ID参照

キャッシュパーティション

MPユニットID

ページ予約

階層割り当てポリシー

新規ページ割り当て階層

再配置プライオリティ

T10 PI

(凡例)

○:設定が必要

△:任意に設定する

-:表示されない

×:選択できない

[追加]ボタン

情報設定エリアで指定した内容のLDEVを[選択したLDEV]テーブルに追加します。

[選択したLDEV]テーブル