4.2 メッセージでの障害情報の確認
パスの障害は,イベントログに出力されるKAPL08xxxのメッセージから確認できます。
パスについての詳細な情報を得たい場合は,メッセージの情報を基にパス管理ウィンドウのパスリストビューを確認してください。
注意事項
LUにパスを追加した場合,次に示すメッセージが出力されることがあります。
KAPL08019-EおよびKAPL08022-E
KAPL05301-E
これは,Windowsの動作による現象で,障害ではありません。
LUの動的削除機能を使用してHDLMの管理対象からLUが削除された場合,イベントログへKAPL08022-Eメッセージが出力されないことがあります。HDLMの管理対象からLUが削除された場合は,KAPL05301-Eメッセージの内容でパスの情報を確認してください。
メッセージの各項目について説明します。
KAPL05301-Eメッセージの詳細については,「3.3.2 LUを動的に削除する」の「(2) LUまたはパスが動的に削除されていることを確認する」に記載されている,「パスの切断によってLUまたはパスが削除されたとき」を参照してください。
- ErrorCode
Windowsがパスの障害を検出したときのエラー番号を示します。
- PathID
パスに付けられたIDで,パス管理PATH_IDと呼びます。ホストの再起動時に割り当てられます。
これは,パス管理ウィンドウのパスリストビューで表示されるパスIDと同じです。
- PathName
パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。
次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
ホストポート番号(16進数)
バス番号(16進数)
ターゲットID(16進数)
ホストLU番号(16進数)
パス名は,HDLM GUIのパス管理ウィンドウのパスリストビューで表示されるパス名と同じです。パス名の詳細については,「5.2.3 ビューフレーム パスリストビュー」に記載されている[パス名]を確認してください。
- DNum
Dev番号です。
LU全体を示すDevとして「0」が表示されます。
- HDevName
ホストデバイス名です。
ドライブレターが表示されます。ドライブレターが割り当てられていない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。