2.9 間欠障害の監視(自動フェールバック使用時の機能)
間欠障害とは,ケーブルの接触不良などが原因で断続的に障害が発生する状態です。自動フェールバックを使用しているときに間欠障害が発生すると,自動フェールバックが繰り返し行われてI/O性能が低下することがあります。このような現象を防ぐため,HDLMでは間欠障害が発生しているパスを自動フェールバックの対象から自動的に外すことができます。これを間欠障害監視といいます。
自動フェールバックを使用する場合は,間欠障害監視をあわせて使用することをお勧めします。
間欠障害監視を使用すると,一定の時間内に一定の回数の障害が発生したパスは,間欠障害が発生していると見なされます。間欠障害が発生したと見なされたパスは,ユーザーがオンライン操作を実行するまで障害状態のままで,自動フェールバックは行われません。この状態を自動フェールバック対象外と呼びます。