ここでは,Application Agentの新規インストール方法について説明します。
Application Agentは,インストールメディアからインストールできます。
Application Agentを新規にインストールする手順を次に示します。
- AdministratorsグループのユーザーとしてWindowsにログオンします。
- インストールメディアまたはパッケージを用意します。
- インストールを開始します。
インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
インストーラーは,<DVDドライブ>:\に格納されています。
[セットアップの準備]ダイアログが表示されたあとに,[Replication Manager - Application Agent 9.x.x-xx セットアップへようこそ]ダイアログが表示されます。
重要
- 以降の操作中にインストールを中止する場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。そのほかの方法でインストールを中止しないでください。
- [Replication Manager - Application Agent 9.x.x-xx セットアップへようこそ]ダイアログで,[次へ]ボタンをクリックします。
[ユーザ情報]ダイアログが表示されます。
- [ユーザ情報]ダイアログで,ユーザー名および会社名を入力して,[次へ]ボタンをクリックします。
[インストール先の選択]ダイアログが表示されます。
- [インストール先の選択]ダイアログで,インストール先のフォルダーを指定してください。
インストール先のフォルダーに指定できる文字を次に示します。
a~z A~Z 0~9 # + - . @ _ ( ) および空白文字
さらに,コロン(:)をドライブの区切り文字として,円記号(\)をフォルダーの区切り文字として使用できます。また,次の制限が適用されます。
- ドライブ文字を含め,最大で124バイト使用できます。
- 絶対パスを指定します。
- UNCパスは指定できません。
- OSが予約している名前(CON,AUX,NUL,PRN,CLOCK$,COM1~COM9,およびLPT1~LPT9)は指定できません。
[インストール先の選択]ダイアログでは,デフォルトのインストール先のフォルダーとして次のフォルダーが表示されます。
- 64ビット環境(x64)の場合
- <システムドライブ>\Program Files (x86)\HITACHI
- [機能の選択]ダイアログで,インストールするコンポーネントを選択し,[次へ]ボタンをクリックします。
- 「for SQLコンポーネント」を選択した場合
- SQL Server連携に必要なファイルのコピーが実行されます。
-
重要
- 現在のApplication Agentバージョンでは,SQL Serverとの接続にOS 標準のSQL Serverクライアントを使用することは非推奨となります。SQL Server連携する場合,マイクロソフト社のサイトで提供される最新のSQL
Serverクライアントを使用する設定を行ってください。OS標準以外のSQL Serverクライアントを使用するための設定方法については「Hitachi Command Suite Replication Manager Application
Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
- 「for Exchangeコンポーネント」を選択した場合
- RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール先を選択するダイアログが表示されます。画面に従って,インストール先を設定してください。
- Exchange Server連携に必要なファイルのコピー,およびRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストールが実行されます。
重要
- Application AgentでファイルシステムのVSSバックアップを実行する場合は,「for Exchangeコンポーネント」を選択し,RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。[機能の選択]ダイアログに「for Exchangeコンポーネント」が表示されないときは,「for SQL コンポーネント」を選択し,Application Agentのインストールを完了させたあと,手動でRM Shadow Copy Provider(VSS
Provider)をインストールしてください。RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール方法については,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
[Windowsファイアウォール機能の設定]ダイアログが表示されます。
- [Windowsファイアウォール機能の設定]ダイアログで,[はい]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
重要
- Application Agentを使用するためには,ファイアウォール機能にApplication Agentを例外登録する必要があります。[いいえ]を選択した場合,Application Agentのインストールが完了したあとに手動でファイアウォールの設定をしてください。ファイアウォールの設定方法は,「2.2.2 Application Agentを利用するためのファイアウォールの設定」を参照してください。
[ファイルコピーの開始]ダイアログが表示されます。
- [ファイルコピーの開始]ダイアログに表示されている設定内容が正しいことを確認して,[次へ]ボタンをクリックします。
[セットアップステータス]ダイアログが表示され,セットアップが開始されます。
[機能の選択]ダイアログで「for Exchangeコンポーネント」を選択した場合は,セットアップ中に,RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール画面が表示される場合があります。その場合,各画面のメッセージに従ってRM
Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。
セットアップが完了すると,[Protection Managerサービス実行ユーザーアカウント設定]ダイアログが表示されます。
- [Protection Managerサービス実行ユーザーアカウント設定]ダイアログで,Protection Managerサービス(Protection Manager Service)のユーザーアカウントを設定します。
ユーザー名とパスワードを入力してください。ユーザー名にドメインユーザーを指定する場合は,「<ドメイン>\<ユーザー>」の形式で入力してください。
重要
- [Protection Managerサービス実行ユーザーアカウント設定]ダイアログで[キャンセル]ボタンをクリックすると,アカウントの設定をしないで終了するかどうかを確認するダイアログが表示されます。このダイアログで[はい]ボタンをクリックすると,Protection Managerサービスは次のとおり設定されます。
-
- Protection Managerサービス(Protection Manager Service)
表示名:Protection Manager Service
実行ユーザーアカウント:デフォルトのローカルシステムアカウント
スタートアップの種類:無効
サービスの状態:停止中
- この場合,インストールの完了後にWindowsのサービスウィンドウで,Protection Managerサービス(Protection Manager Service)を選択して,実行ユーザーをローカルのAdministrator権限を持ったユーザーに変更し,スタートアップの種類を「自動」に変更してください。「サービスとしてログオンする権利」は,指定したユーザーに自動的に付与されます。
- [Protection Managerサービス実行ユーザーアカウント設定]ダイアログで,[次へ]ボタンをクリックします。
[InstallShield Wizardの完了]ダイアログが表示されます。
- [InstallShield Wizardの完了]ダイアログで,コンピューターを再起動するかどうかを選択して[完了]ボタンをクリックします。
- Application Agentの新規インストールが完了しました。コンピューターを再起動してください。
ストレージシステムがVX7,VP9500であり,かつ対応コンポーネントがfor Exchangeコンポーネントの場合は,コンピューターを再起動しないで手順14へ進んでください。それ以外の場合は,コンピューターを再起動してインストールを完了してください。
- RMXP Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールします。
次に示すインストール先のRMXP Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。
- <RAID Manager XPのインストール先>\tool
- 64ビット(x64)用VSS Provider
- RMXPVSSPRV_X64.exe
- システム環境変数を設定します。
- データベースサーバーに次の環境変数を設定します。
環境変数名:VSXPRMENVF
指定する値:<Application Agentのインストールフォルダー>\DRM\conf\vssprv.conf
- バックアップサーバーに次の環境変数を設定します。
- 環境変数名:VSXPHORCMINST_REMOTE
指定する値:副ボリュームを管理するRAID Managerのインスタンス番号
- 環境変数名:VSXPRMDRV
指定する値:RAID Manager XPのインストールドライブ(RAID Manager XPをシステムドライブ以外にインストールした場合だけ)
例:RAID Manager XPをDドライブにインストールした場合
VSXPRMDRV=D:
Application Agentの新規インストールが完了しました。コンピューターを再起動してください。
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