3.6.3 MediatorのConsensusLogの永続ボリュームマウント用ディレクトリの作成(NFSストレージとする場合)
MediatorのConsensusLogのマウント用ディレクトリをNFSストレージとする場合は、次の作業を実施してください。
Mediatorが存在する各ワーカーノードでアクセスできるNFSに、MediatorのConsensusLogの永続ボリュームマウント用ディレクトリを次の要領で作成してください。
- <MediatorのConsensusLogの永続ボリュームマウント用ディレクトリの作成要領>
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ディレクトリのグループにGID「0」(root)を設定してください。
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ディレクトリのパーミッションにグループの書き込み権限を付与してください。
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ディレクトリ名に制限はありません。
なお、「3.7.2 MediatorのConsensusLogの永続ボリュームおよびストレージクラスのKubernetesマニフェストの作成」の例では、ディレクトリ名を「/mediator-consensus-log-volume」としています。
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GID「0」(root)で書き込みできる状態で、NFSでディレクトリを公開してください。
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各Mediatorで使用するConsensusLogを、Mediator単位で異なるNFSサーバに配置することを推奨します。これによって、障害時の影響範囲を最小化できます。
Mediator数分のNFSサーバを用意することが難しい場合は、1台以上のNFSサーバに複数のMediatorのConsensusLogを分散して配置してください。1台のNFSサーバに複数のMediatorのConsensusLogを配置した場合、NFSサーバが単一障害点となるおそれがあるため、NFSサーバの冗長化などの対策を検討してください。