4.3.1 Prometheusでメトリクスを監視する場合のオートスケール機能のセットアップの流れ
オートスケール機能を適用しないで構築した環境にオートスケール機能を適用する場合は、次の手順でオートスケール機能のセットアップをしてください。
新規構築時にオートスケール機能を適用する場合は、オートスケール機能の対象外のKubernetesアプリケーションのデプロイと合わせて、KEDAおよびオートスケール機能の対象のKubernetesアプリケーションをデプロイしてください。
このセットアップ手順は、Prometheusが起動している状態で実施する必要があります。オンプレミス環境の場合、「(15) Kubernetesアプリケーションのデプロイ」を参照してPrometheusをデプロイしてください。Microsoft Azure環境の場合、Microsoftの公式ドキュメントを参照して、マネージドPrometheusを設定およびデプロイしてください。マネージドPrometheusの設定例については、「3.7.11 Microsoft AzureのマネージドPrometheusによるメトリクス収集のKubernetesマニフェストの作成」を参照してください。
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手順 |
内容 |
備考 |
参照先 |
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1 |
KEDAをインストールおよびデプロイする |
必ず実施します。 |
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2 |
HPAのKubernetesマニフェストを作成する |
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3 |
HPAの設定をカスタマイズする |
Kubernetesクラスタ全体のHPA関連のパラメタの設定を変更したい場合に実施します。 |
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4 |
オートスケール機能の対象のKubernetesアプリケーションのKubernetesマニフェストおよびHelmチャートをカスタマイズする |
必ず実施します。 |
4.3.5 オートスケール機能の対象のKubernetesアプリケーションのKubernetesマニフェストおよびHelmチャートのカスタマイズ |
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5 |
オートスケール機能の対象のKubernetesアプリケーションをデプロイする |
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6 |
HPAをデプロイする |
セットアップ後にオートスケール機能の障害が発生した場合は、「4.5 オートスケール機能の障害対策」を参照して対応してください。