2.2.3 ホストの接続先，またはリモート管理クライアントの接続先の変更

次の場合には，ホストを再登録する必要があります。

• Global Link Managerで管理するホストのIPアドレスを変更した。
• ホストのHDLMがVMware以外の場合に，共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルでserver.agent.portプロパティ（エージェントサービスポート）に指定しているポート番号を変更した。
  共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルについては，マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。
  
• OSがVMwareの場合に，リモート管理クライアントの接続先を変更した。

注意事項

パス稼働情報のレポートを出力するためにホストのパス稼働情報（パスステータスログ）の取得を有効に設定している場合に，ホストのIPアドレスまたはポート番号を変更するとき，変更前のパス稼働情報は削除されます。

デフォルトでは，ホストのパス稼働情報（パスステータスログ）の取得は無効になっています。取得の有効，無効は，Global Link Managerサーバのserver.propertiesファイルのserver.pathreport.enableプロパティで指定します。server.pathreport.enableプロパティについては，マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。

パス稼働情報のレポート出力については，「3.11 パス稼働情報のレポート出力」を参照してください。

IPアドレス，ポート番号，またはリモート管理クライアントの接続先を変更する場合の流れについて説明します。

1. IPアドレス，ポート番号，またはリモート管理クライアントの接続先を変更するホストをいったん削除して，Global Link Managerの管理対象外にします。
   ホストの削除方法については，「3.3.5 ホストの削除」を参照してください。
   
2. ホストのIPアドレス，ポート番号，またはリモート管理クライアントの接続先を変更します。
   ポート番号は，共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルを編集して変更します。
   リモート管理クライアントの接続先を変更した場合は手順4に進んでください。
   
3. 共通エージェントコンポーネントを再起動します。
   起動および停止の方法については，マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。
   
4. いったん削除したホストを，新しいIPアドレス，ポート番号，またはリモート管理クライアントの接続先でGlobal Link Managerに再登録します。
   ホストの登録方法については，「3.3.4 ホストの追加」を参照してください。
   
5. 再登録したホストの動作環境を設定します。
   ホストの動作環境の設定方法については，下記を参照してください。
   
   • 「3.3.7 マルチパスLU設定」
   • 「3.3.8 ホストのHDLM動作環境設定」
   • 「3.3.9 ホストのアラート設定」