Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Solaris用)
Solarisが保持しているデバイスの情報を取得して,ストレージシステムのsdまたはssdデバイスのエントリを,HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)とHDLMネクサスドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmndrv.conf)に定義します。
sdまたはssdデバイスのエントリは,LDEV情報(例:VSP_G1000.10051.001910)で昇順にソートして定義します。
既存のHDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)がある場合,既存の定義内容を引き継ぎます。既存のHDLMネクサスドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmndrv.conf)がある場合も,既存の定義内容を引き継ぎます。さらにHDLMドライバ非構成定義ファイル(/opt/DynamicLinkManager/config/dlmfdrv.unconf)を作成します。
HDLMドライバ非構成定義ファイル(/opt/DynamicLinkManager/config/dlmfdrv.unconf)には,HDLM管理対象のデバイスをコメントアウトした状態(先頭が「#」)でLU単位ですべて定義されています。HDLMの管理対象外にしたいデバイスがある場合は,テキストエディタでHDLMドライバ非構成定義ファイル(/opt/DynamicLinkManager/config/dlmfdrv.unconf)を編集して,LDEV属性行のコメントアウトした状態を解除(先頭の「#」を削除)してください。
また,HDLMの管理対象外にしたデバイスをHDLMの管理対象にする場合は,テキストエディタでHDLMドライバ非構成定義ファイル(/opt/DynamicLinkManager/config/dlmfdrv.unconf)を編集して,LDEV属性行をコメントアウトした状態(先頭が「#」)にしてください。どちらの場合でも,LDEV 属性行の先頭にある「#」の削除または追加以外の編集をしないでください。
ストレージシステムの構成変更(LUの増減,デフォルトコントローラの変更※など),またはホスト側のハード構成変更を実施した場合は,必ずdlmsetconfユティリティを実行して,そのあと次に示すどちらかのコマンドを実行してホストを再起動してください。HDLMデバイスが再構成されます。
# reboot -- -r okプロンプトで,boot -r
以降の説明で,「構成定義ファイル」は「HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)」および「HDLMネクサスドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmndrv.conf)」を指します。
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