付録B.1 REST API のデータベースおよび環境設定ファイルをバックアップする
背景
ディスク障害が発生した場合、バックアップしておいたデータベースおよび環境設定ファイルをリストアすることで、バックアップ時のREST APIサーバと同じ状態で稼働を継続できます。データベースおよび環境設定ファイルは、定期的にバックアップしてください。
前提条件
次のどれかのユーザで管理サーバにログインしていること
- Administrator 権限を持つユーザ(Windowsの場合)
- root ユーザ(Linuxのrootユーザでインストールした場合)
- REST APIをインストールした一般ユーザ(Linuxの一般ユーザでインストールした場合)
操作手順
-
REST APIのサービスを停止します。
-
次のファイルを任意の格納先に手動でコピーして、バックアップを取得します。
バックアップが必要なファイル
ファイルの格納場所
REST APIのデータベース
(REST APIサーバが非クラスタ構成の場合)※
- Windowsの場合:
- <REST
APIのインストール先>\data\dbフォルダ以下のファイル
- restapi.sqlite.db
- search.sqlite.db
- Linuxの場合:
- <REST
APIのインストール先>/data/dbディレクトリ以下のファイル
- restapi.sqlite.db
- search.sqlite.db
REST APIのデータベース
(REST APIサーバがクラスタ構成の場合)※
- Windowsの場合:
- 共有ディスク上の<共有フォルダのパス>\dbフォルダ以下のファイル
- restapi.sqlite.db
- search.sqlite.db
- Linuxの場合:
- 共有ディスク上の<共有ディレクトリのパス>/dbディレクトリ以下のファイル
- restapi.sqlite.db
- search.sqlite.db
プロパティファイル※
- Windowsの場合:
- <REST APIのインストール先>\data\properties\StartupV.properties
- Linuxの場合:
- <REST APIのインストール先>/data/properties/StartupV.properties
内部通信用のポートの設定ファイル
- Windowsの場合:
- <REST APIのインストール先>\data\usercnf\user-api-port.ini
- Linuxの場合:
- <REST APIのインストール先>/data/usercnf/user-api-port.ini
HTTP通信またはHTTPS通信用のポートの設定ファイル
秘密鍵およびサーバ証明書の設定ファイル
内部通信用のポートの設定ファイル
- Windowsの場合:
-
<REST APIのインストール先>\oss\apache\conf\userextraフォルダ以下のファイル
- user-httpd-port.conf
- user-httpd-ssl.conf
- user-httpsd-certificate.conf
- user-proxy-path.conf
- Linuxの場合:
-
<REST APIのインストール先>/oss/apache/conf/userextraディレクトリ以下のファイル
- user-httpd-port.conf
- user-httpd-ssl.conf
- user-httpsd-certificate.conf
- user-proxy-path.conf
ユーザが作成・取得した秘密鍵ファイルおよびサーバ証明書ファイル
ユーザが格納した任意のディレクトリ
Webサーバ用の設定ファイル
- Windowsの場合:
- <REST APIのインストール先>\oss\apache\conf\httpd.conf
- Linuxの場合:
- <REST APIのインストール先>/oss/apache/conf/httpd.conf
ストレージシステムの構成変更の通知を受信するための設定ファイル
- Windowsの場合:
-
<REST APIのインストール先>\oss\rabbitmq\etc\rabbitmqフォルダ以下のファイル
- rabbitmq-env-conf.bat
- rabbitmq.config
- .erlang.cookie
- Linuxの場合:
-
<REST APIのインストール先>/oss/rabbitmq/etc/rabbitmqディレクトリ以下のファイル
- rabbitmq-env.conf
- rabbitmq.config
- .erlang.cookie
注※ ファイルが存在しない場合、バックアップは不要です。
-
REST APIのサービスを起動します。