Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


13.2 TrueCopyペア/Universal Replicatorペアの操作の流れ

TrueCopyおよびUniversal Replicatorの操作の流れを次の図に示します。
[図データ]
重要

TrueCopyおよびUniversal Replicatorのペア操作と情報取得では、リクエストヘッダにRemote-Authorizationを指定してください。

ペアの作成
ペアを作成して、P-VOLのすべてのデータをS-VOLにコピーします。ペアは同期状態になります。ペアは新規のコピーグループ(ミラー)に作成するか、既存のコピーグループに追加します。
コピーグループ(ミラー)またはペアの情報取得
TrueCopyでは、コピーグループまたはペア単位で、ペアを操作できます。Universal Replicatorでは、コピーグループ(ミラー)単位でペアを操作します。
ペアの分割
ペアを分割してデータのコピーを中断します。
ペアの再同期
差分データをコピーしてペアを再び同期します。
メモ

再同期は、コピーグループまたはペア単位で操作できます。TrueCopyの場合で再同期時にコンシステンシーグループに登録したいときは、ペア単位ではなくコピーグループ単位でペアを操作してください。

ペアの削除
ボリュームのペア状態を解消します。

リクエストヘッダでのJob-Mode-Wait-Configuration-Changeの指定について

ペアの作成、ペアの分割、およびペアの再同期では、データコピーに時間がかかるためにジョブのステータスがCompletedにならず、複数の非同期処理を同時に実行するとジョブが滞留することがあります。この場合、リクエストヘッダにJob-Mode-Wait-Configuration-Change:NoWaitを指定して実行することで、データコピーが完了するまで待たないでジョブのステータスがCompletedになり、次のジョブの実行が開始されます。このとき、ジョブの実行が完了してもデータコピーは継続されます。データのコピーが完了したかどうかは、ジョブのステータスではなく対象のペアの状態を取得して確認してください。ペアの状態については、ペアの状態遷移の説明を参照してください。