Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


12.4.5 ジャーナルの設定を変更する

ジャーナルのデータあふれ監視時間や転送速度など、ジャーナルの設定を変更します。
メモ

REST APIを実行するユーザが対象ストレージシステムのリソースをREST APIでロックしている場合、転送速度の変更(copySpeed属性)を含むリクエストは実行できません。その場合は、ロックを解除してから実行してください。

実行権限

ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/journals/<オブジェクトID

このAPIはPATCHメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID
ジャーナルの情報取得で取得したjournalIdの値を指定します。

属性

説明

journalId

int

(必須)ジャーナルID

クエリパラメータ
なし。
ボディ

ジャーナルのデータあふれ監視時間、キャッシュモード、および転送速度を変更する場合のコード例を次に示します。

{
  "dataOverflowWatchInSeconds": 60,
  "isCacheModeEnabled": true,
  "copySpeed": 100
}

ミラーのコピー速度およびパス閉塞監視時間を変更する場合のコード例を次に示します。

{
  "mirrorUnit": {
    "muNumber": 0,
    "copyPace": "M",
    "pathBlockadeWatchInMinutes": 10
  }
}

ジャーナルのデータあふれ監視時間、キャッシュモード、転送速度、およびミラー単位のコピー速度とパス閉塞監視時間を変更する場合のコード例を次に示します。

{
  "dataOverflowWatchInSeconds": 60,
  "isCacheModeEnabled": true,
  "copySpeed": 100,
  "mirrorUnit": {
    "muNumber": 0,
    "copyPace": "M",
    "pathBlockadeWatchInMinutes": 10
  }
}

属性

説明

dataOverflowWatchInSeconds

int

(任意)データあふれ監視時間(秒)

ジャーナル作成時にはデフォルトで60が設定されています。

0を指定した場合、ジャーナルボリュームへの更新I/Oの流入の制限が無効に設定されます。

isCacheModeEnabled

boolean

(任意)キャッシュモードの設定を有効にするかどうかを指定します。

  • true:キャッシュモードの設定を有効にする
  • false:キャッシュモードの設定を無効にする

ジャーナル作成時にはデフォルトでtrueが設定されています。

copySpeed

int

(任意)転送速度(Mbps)

データ転送時の転送速度を指定します。指定できる値は、次のとおりです。

310100256

ジャーナル作成時にはデフォルトで256が設定されています。

mirrorUnit

object

ミラー単位で次の属性を指定します。

  • (任意)muNumber(int)

    MU(ミラーユニット)番号

    copyPace属性またはpathBlockadeWatchInMinutes属性を指定する場合は、必ず指定します。

  • (任意)copyPace(string)

    コピー速度

    大文字と小文字は区別されません。

    • L:低速
    • M:中速
    • H:高速

    ジャーナル作成時にはデフォルトでLが設定されています。

  • (任意)pathBlockadeWatchInMinutes(int)

    パス閉塞監視時間(分)

    060の値を指定します。

    ジャーナル作成時にはデフォルトで5が設定されています。

    0を指定した場合、パス閉塞監視時間は変更せず、ミラーの副サイト側(RCU側)にパス閉塞監視時間を転送する機能を無効にします。

    0以外を指定した場合、パス閉塞監視時間に指定値を設定し、ミラーの副サイト側(RCU側)にパス閉塞監視時間を転送する機能を有効にします。

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

変更したジャーナルのURL

変更した設定値は、ジャーナルの詳細情報で確認してください。詳細情報は、ジャーナルの一覧を取得するAPIでクエリパラメータにjournalInfo=detailを指定すると取得できます。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X PUT --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/journals/100