Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


10.9 ShadowImageペアを作成する

対象となるストレージシステムにShadowImageペアを作成します。コピーグループを新規に作成してペアを追加する方法と、既存のコピーグループにペアを追加する方法があります。
ヒント

このAPIは、リクエストヘッダにJob-Mode-Wait-Configuration-Change:NoWaitを指定して実行することをお勧めします。詳細についてはペアの操作の流れの説明を参照してください。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)およびストレージ管理者(ローカルバックアップ管理)

リクエストライン

POST <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/local-clone-copypairs

リクエストメッセージ

オブジェクトID

なし。

クエリパラメータ

なし。

ボディ
{
  "copyGroupName": "localCopyGroup1",
  "copyPairName": "pair1",
  "replicationType": "SI",
  "pvolLdevId": 10,
  "pvolMuNumber": 0,
  "svolLdevId": 20,
  "pvolDeviceGroupName": "localCopyGroup1P_",
  "svolDeviceGroupName": "localCopyGroup1S_",
  "isNewGroupCreation": true,
  "copyPace": 1,
  "isConsistencyGroup": true,
  "consistencyGroupId": 1,
  "quickMode": false,
  "autoSplit": false,
  "isDataReductionForceCopy": true
}

属性

説明

copyGroupName

string

(必須)コピーグループ名を29文字以内で指定します。大文字と小文字を区別します。

copyPairName

string

(必須)コピーペア名を31文字以内で指定します。大文字と小文字を区別します。

replicationType

string

(必須)ペア種別

SIShadowImage)を指定します。

pvolLdevId

int

(必須)P-VOLのLDEV番号を10進数で指定します。

svolLdevId

int

(必須)S-VOLのLDEV番号を10進数で指定します。

pvolDeviceGroupName

string

(任意)P-VOL用デバイスグループ名を31文字以内で指定します。大文字と小文字を区別します。

S-VOL用デバイスグループ名とは異なる名称を指定します。また、既存のコピーグループへShadowImageペアを追加する場合、既存のP-VOL用デバイスグループ名を指定します。

省略した場合、copyGroupName>P_が設定されます。

svolDeviceGroupName

string

(任意)S-VOL用デバイスグループ名を31文字以内で指定します。大文字と小文字を区別します。

P-VOL用デバイスグループ名とは異なる名称を指定します。既存のコピーグループへShadowImageペアを追加する場合、既存のS-VOL用デバイスグループ名を指定します。

省略した場合、copyGroupName>S_が設定されます。

isNewGroupCreation

boolean

(必須)コピーグループを新規に作成してShadowImageペアを追加するか、既存のコピーグループにShadowImageペアを追加するかを指定します。

  • true:新しくコピーグループを作成してShadowImageペアを追加
  • false:既存のコピーグループへShadowImageペアを追加

pvolMuNumber

int

(任意)P-VOLのMU番号を指定します。

isNewGroupCreation属性にtrueを指定する場合、必ず指定します。isNewGroupCreation属性にfalseを指定した場合は指定できません。

  • S-VOLが第1階層の場合、02を指定します。
  • S-VOLが第2階層の場合、1または2を指定します。

copyPace

int

(任意)コピー速度として、115の数値を指定します。数字が大きい方が高速になります。

省略した場合、3が設定されます。

isConsistencyGroup

boolean

(任意)作成するペアをコンシステンシーグループに登録するかどうかを指定します。コピーグループに、すでにコンシステンシーグループに登録されたペアがある場合、作成するペアも同じコンシステンシーグループに登録できます。

  • true:コンシステンシーグループに登録する
  • false:コンシステンシーグループに登録しない

autoSplit属性がtrueの場合、trueは指定できません。

省略した場合、falseが設定されます。

consistencyGroupId

int

(任意)作成するペアをコンシステンシーグループに登録する場合、コンシステンシーグループID(0127)を指定します。

コピーグループに、すでにコンシステンシーグループに登録されたペアがある場合、既存のペアが属しているコンシステンシーグループのIDを指定してください。

isConsistencyGroup属性にtrueを指定して、この属性を省略すると、新規のコンシステンシーグループIDが割り当てられます。

autoSplit

boolean

(任意)操作が完了したあと、自動でペア分割するかどうかを指定します。
  • true:操作完了後にペア分割する
  • false:操作完了後にペア分割しない

isConsistencyGroup属性がtrueの場合、trueは指定できません。

省略した場合、falseが設定されます。

quickMode

boolean

(任意)クイックモードで実行するかどうかを指定します。
  • true:クイックモードで実行する
  • false:ノーマルモードで実行する

autoSplit属性がtrueの場合にだけ、trueを指定できます。

省略した場合、falseが設定されます。

isDataReductionForceCopy

boolean

(任意)容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームでペアを強制的に作成するかどうかを指定します。

容量削減機能が有効なボリュームでペアを作成する場合、必ずtrueを指定します。

  • true:強制的に作成する
  • false:強制的に作成しない

省略した場合、falseが設定されます。

注※ 容量削減機能(圧縮または重複排除)が有効なボリュームを使用してペアを作成すると、圧縮または重複排除されたデータをコピーするため、コピーの性能やホストのI/O 性能が低下する場合があります。

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

作成したShadowImageペアのURL

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/local-clone-copypairs