Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


6.4 ドライブの情報を取得する

ドライブの情報の一覧を取得します。
メモ
  • このAPIは、VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP Gx00 モデルVSP G1000VSP G1500VSP Fx00 モデルまたはVSP F1500の場合に使用できます。

  • SCMドライブの場合は使用上の注意事項があります。詳細は、ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

実行権限

ストレージ管理者(参照)

リクエストライン

GET <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/drives

リクエストメッセージ

オブジェクトID
なし。
クエリパラメータ

指定した条件で実行結果をフィルタリングしたり、ドライブの詳細な情報を追加で取得したりできます。

  • 実行結果をフィルタリングする場合

    パラメータ

    フィルタ条件

    parityGroupId

    string

    (任意)ドライブが構成しているパリティグループ番号

    usageType

    string

    (任意)ドライブの用途

    条件として指定できる値は次のとおりです。

    • DATA:データドライブ
    • SPARE:スペアドライブ
    • FREE:未使用のドライブ

    driveTypeName

    string

    (任意)ドライブタイプ

    条件として指定できる値は次のとおりです。

    • SAS
    • SATA
    • SSD(SLC)
    • SSD(MLC)
    • SSD(FMD)
    • SSD(FMC)
    • SSD
    • SSD(RI)
    • SCM

    SSDVSP 5000 シリーズまたはVSP E シリーズの場合だけ指定できます。

    SSD(RI)VSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合だけ指定できます。VSP E シリーズの場合は指定できません。

    SCMVSP 5000 シリーズの場合だけ指定できます。

    driveSpeed

    int

    (任意)ドライブの回転数(rpm)

    totalCapacity

    long

    (任意)ドライブの物理容量(GB)

    このパラメータの値は、1GB=10003バイトで指定してください。

  • 詳細情報を追加して取得する場合

    パラメータ

    説明

    detailInfoType

    string

    (任意)取得する詳細情報のタイプ

    複数指定する場合は、コンマで区切ります。

    実行結果をフィルタリングするクエリパラメータと組み合わせて使うこともできます。

    • usedEnduranceIndicator

      ドライブタイプがSSD(MLC)SSD(FMC)SSDSSD(RI)またはSCMの場合に、ドライブの寿命について詳細な情報を追加します。

      ストレージシステムがVSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

    • usageType

      ドライブの用途について、詳細な情報を追加します。

    • class

      ストレージシステムのキャッシュからの付加情報を追加します。

      ストレージシステムがVSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP Gx00 モデルVSP G1000VSP G1500VSP Fx00 モデルVSP F1500の場合に指定できます。VSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合、SVP と連携する構成のときに指定できます。

      最新の情報を取得する場合、事前にストレージシステムの構成情報のキャッシュを更新するAPI を実行する必要があります。詳細については、「ストレージシステムの構成情報のキャッシュを更新する」の説明を参照してください。

ボディ

なし。

レスポンスメッセージ

ボディ
{
  "data": [
    {
      "driveLocationId": "0-0",
      "driveTypeName": "SAS",
      "driveSpeed": 10000,
      "totalCapacity": 600,
      "driveType": "DKR5D-J600SS",
      "usageType": "DATA",
      "status": "NML",
      "parityGroupId": "1-6"
    },
    {
      "driveLocationId": "0-1",
      "driveTypeName": "SAS",
      "driveSpeed": 10000,
      "totalCapacity": 600,
      "driveType": "DKR5D-J600SS",
      "usageType": "DATA",
      "status": "NML",
      "parityGroupId": "1-6"
    },
    {
      "driveLocationId": "0-2",
      "driveTypeName": "SAS",
      "driveSpeed": 10000,
      "totalCapacity": 600,
      "driveType": "DKR5D-J600SS",
      "usageType": "DATA",
      "status": "NML",
      "parityGroupId": "1-6"
    },
    {
      "driveLocationId": "0-3",
      "driveTypeName": "SAS",
      "driveSpeed": 10000,
      "totalCapacity": 600,
      "driveType": "DKR5D-J600SS",
      "usageType": "DATA",
      "status": "NML",
      "parityGroupId": "1-6"
    }
  ]
}

属性

説明

driveLocationId

string

ドライブのロケーション(ドライブボックスの位置)

driveTypeName

string

ドライブタイプ

driveSpeed

int

ドライブの回転数(rpm)

totalCapacity

long

ドライブの容量(GB)

この属性の値は、1GB=10003バイトです。

driveType

string

ドライブタイプコード

usageType

string

ドライブの用途

  • DATA:データドライブ
  • SPARE:スペアドライブ
  • FREE:未使用のドライブ

status

string

ドライブの状態

  • NML:正常
  • WAR:閉塞部位がある状態
  • CPY:コピー中
  • CPI:コピー不完全
  • RSV:スペアドライブが使用できない状態
  • FAI:障害による閉塞状態
  • BLK:保守による閉塞状態
  • UnknownまたはUNK:状態不明

parityGroupId

string

パリティグループ番号

ドライブがパリティグループを構成していない場合、表示されません。

serialNumber

string

ドライブのシリアル番号

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。

ドライブの寿命の詳細情報を取得した場合の出力例を次に示します。

{
    "data": [
        {
            "driveLocationId": "4-0",
            "driveTypeName": "SSD(FMC)",
            "totalCapacity": 1600,
            "driveType": "NFHAE-Q1R6SS",
            "usageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "3-1",
            "serialNumber": "12345670",
            "usedEnduranceIndicator": 0,
            "usedEnduranceIndicatorThreshold": 99,
            "usedEnduranceIndicatorWarningSIM": 95
        },
        {
            "driveLocationId": "4-1",
            "driveTypeName": "SSD(FMC)",
            "totalCapacity": 1600,
            "driveType": "NFHAE-Q1R6SS",
            "usageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "3-1",
            "serialNumber": "12345671",
            "usedEnduranceIndicator": 0,
            "usedEnduranceIndicatorThreshold": 99,
            "usedEnduranceIndicatorWarningSIM": 95
        },
        {
            "driveLocationId": "4-2",
            "driveTypeName": "SSD(FMC)",
            "totalCapacity": 1600,
            "driveType": "NFHAE-Q1R6SS",
            "usageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "3-1",
            "serialNumber": "12345672",
            "usedEnduranceIndicator": 0,
            "usedEnduranceIndicatorThreshold": 99,
            "usedEnduranceIndicatorWarningSIM": 95
        }
    ]
}

ドライブの寿命の詳細情報を取得した場合

ドライブタイプがSSD(MLC)SSD(FMC)SSDSSD(RI)またはSCMのとき、クエリパラメータでdetailInfoTypeusedEnduranceIndicatorを指定して実行すると、次の情報も取得されます。

属性

説明

usedEnduranceIndicator

int

ドライブの寿命率(%)

0100の値が表示されます。

ドライブの寿命が近づくほど値が大きくなります。

usedEnduranceIndicatorThreshold

int

ドライブの寿命率のしきい値(%)

寿命率がこの値を超えると、自動的にデータがスペアドライブへコピ ーされます。

usedEnduranceIndicatorWarningSIM

int

警告SIMのしきい値(%)

寿命率がこの値を超えると、障害情報(SIM)が表示されます。

ドライブの用途について詳細情報を取得した場合の出力例を次に示します。

{
    "data": [
        {
            "driveLocationId": "0-0",
            "driveTypeName": "SAS",
            "driveSpeed": 10000,
            "totalCapacity": 600,
            "driveType": "DKS5H-J600SS",
            "usageType": "DATA",
            "detailUsageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "1-1",
            "serialNumber": "12345670"
        },
        {
            "driveLocationId": "0-1",
            "driveTypeName": "SAS",
            "driveSpeed": 10000,
            "totalCapacity": 600,
            "driveType": "DKS5H-J600SS",
            "usageType": "DATA",
            "detailUsageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "1-1",
            "serialNumber": "12345671"
        },
        {
            "driveLocationId": "0-2",
            "driveTypeName": "SAS",
            "driveSpeed": 10000,
            "totalCapacity": 600,
            "driveType": "DKS5H-J600SS",
            "usageType": "DATA",
            "detailUsageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "1-1",
            "serialNumber": "12345671"
        },
        {
            "driveLocationId": "0-3",
            "driveTypeName": "SAS",
            "driveSpeed": 10000,
            "totalCapacity": 600,
            "driveType": "DKS5H-J600SS",
            "usageType": "DATA",
            "detailUsageType": "DATA",
            "status": "NML",
            "parityGroupId": "1-1",
            "serialNumber": "12345671"
        }
    ]
}

ドライブ用途の詳細情報を取得した場合

クエリパラメータでdetailInfoTypeusageTypeを指定して実行すると、次の情報も取得されます。

属性

説明

detailUsageType

string

ドライブの詳細な用途

  • DATA:データドライブ

  • SPARE:スペアドライブ

  • FREE:未使用のドライブ

  • SWAP: スペアドライブからデータドライブにスワップしたドライブ

  • RESERVE:データドライブからスペアドライブにスワップした未使用ドライブ

クエリパラメータでdetailInfoTypeclassを指定して実行すると、ストレージシステムのキャッシュからの付加情報も取得されます。

属性

説明

totalLogicalCapacity

long

ドライブの論理容量(GB)

serialNumber

string

ドライブのシリアル番号

VSP 5000 シリーズの場合、またはVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900でSVPと連携する構成の場合、classを指定しなくても表示されます。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/drives