Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

3.5.2 管理サーバのホスト名またはIPアドレスの変更

この項の構成
(1) 管理サーバのホスト名変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
(2) 管理サーバのIPアドレス変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ
(3) 管理サーバのホスト名またはIPアドレスを変更する

(1) 管理サーバのホスト名変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ

管理サーバのホスト名を変更した場合，変更が必要なHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティを次の表に示します。

重要
user_httpsd.confファイルには，ホスト名を指定することをお勧めします。
プロパティファイルの格納パス プロパティ 編集内容

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\uCPSB\httpsd\conf\user_httpsd.conf

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/uCPSB/httpsd/conf/user_httpsd.conf
 ServerName 変更後のホスト名に変更します。
<VirtualHost>タグ 管理サーバと管理クライアント間でセキュリティ通信していて，かつ，ホスト名が指定されていた場合は，アスタリスク（*）に変更します。
<VirtualHost>タグ内のServerNameパラメーター 管理サーバと管理クライアント間でセキュリティ通信している場合は変更後のホスト名に変更します。

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\pdsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/pdsys
 pdunit -x ループバックアドレス127.0.0.1に変更します。

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\database\work\def_pdsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/database/work/def_pdsys

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\pdutsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/pdutsys
 pd_hostname

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\database\work\def_pdutsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/database/work/def_pdutsys

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\emb\HiRDB.ini

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/emb/HiRDB.ini
 PDHOST

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\conf\cluster.conf

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/conf/cluster.conf
 virtualhost 管理サーバがクラスタ構成の場合，該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
onlinehost
standbyhost

関連項目

(2) 管理サーバのIPアドレス変更時に編集するHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティ

管理サーバのIPアドレスを変更した場合，変更が必要なHitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティを次の表に示します。

重要
user_httpsd.confファイルには，ホスト名を指定することをお勧めします。
プロパティファイルの格納パス プロパティ 編集内容

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\uCPSB\httpsd\conf\user_httpsd.conf

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/uCPSB/httpsd/conf/user_httpsd.conf
 ServerName 変更後のホスト名またはIPアドレスに変更します。

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\pdsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/pdsys
 pdunit -x 変更前のIPアドレスが指定されていた場合は，ループバックアドレス127.0.0.1に変更します。

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\database\work\def_pdsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/database/work/def_pdsys

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\pdutsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/pdutsys
 pd_hostname

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\database\work\def_pdutsys

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/database/work/def_pdutsys

Windows：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞\HDB\CONF\emb\HiRDB.ini

Linux：
＜Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ＞/HDB/CONF/emb/HiRDB.ini
 PDHOST

関連項目

(3) 管理サーバのホスト名またはIPアドレスを変更する

Compute Systems Managerをインストールしたあとに，管理サーバのホスト名またはIPアドレスを変更できます。

事前に確認しておく情報

管理サーバのホスト名またはIPアドレスを変更する手順を次に示します。

  1. IPアドレスを変更する場合，すべてのシャーシを管理対象から外します。

  2. Compute Systems Managerを停止します。

  3. Hitachi Command Suite共通コンポーネントのプロパティを編集します。

  4. 管理サーバのOSがLinuxであり，かつホスト名を変更する場合は，/etc/hostsファイルを編集します。
    管理サーバのホスト名を変更後のホスト名に変更します。localhostが記述されている行よりも，上の行に変更後のホスト名を記述してください。

  5. Compute Systems Manager以外のHitachi Command Suite製品を使用している場合，必要に応じてそれぞれの製品の設定を見直します。

  6. 管理サーバのホスト名またはIPアドレスを変更します。
    管理サーバに設定する実際のホスト名を，大文字と小文字の区別も含めそのまま指定してください。

  7. マシンを再起動したあと，Compute Systems Managerが正常に起動していることを確認します。

  8. Compute Systems ManagerにアクセスするURLに変更前のホスト名またはIPアドレスが使われている場合，URLを変更します。

  9. IPアドレスを変更した場合，管理対象から外したシャーシを管理対象に戻します。

  10. データベースのバックアップを取得します。
    ホスト名またはIPアドレスを変更すると，変更前にバックアップしたデータベースは使用できなくなるためです。

管理サーバのホスト名またはIPアドレスが変更されます。

関連項目

[目次] [前へ] [次へ]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2016, Hitachi, Ltd.