Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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2.9 RAID Managerを使用してペアボリュームを構成する場合の条件と注意事項

Application Agentでは,RAID Managerで定義されたペアボリュームを利用して,ファイルシステムやデータベースオブジェクトのバックアップおよびリストアを実行します。RAID Managerを使用してペアボリュームを構成する場合,次に示す前提条件および注意事項があります。

前提条件

ペアボリュームに関する前提条件

マルチターゲット構成・カスケード構成を組む場合の前提条件

RAID Managerの構成定義ファイルに関する前提条件

バックアップ対象ペアボリュームに対してコンシステンシーグループを定義する場合の前提条件

仮想コマンドデバイスのインスタンスの起動に関する前提条件

コピーグループの名称に関する前提条件

注意事項

サポート対象外のペアボリュームが混在した構成に関する注意事項
RAID Managerのバージョン,ストレージシステムのモデルおよびマイクロコードのバージョンによっては,ペアボリューム(コピーグループ)のコピー種別を取得する機能がサポートされていないため,Application Agentがそのペアボリュームをサポート対象であるかどうかを認識できない場合があります。したがって,Application Agentのサポート対象外であるCross-system Copyのペアボリュームと,ShadowImage,Thin Image,またはCopy-on-Write Snapshotのペアボリュームが混在したシステムを構築した場合は,Cross-system Copyのペアボリュームをdrmcgctlコマンドでロックして,バックアップやリストアの処理対象から除いてください。

RAID Managerインスタンスの起動に関する注意事項
正ボリュームを管理するRAID Managerインスタンス,および副ボリュームを管理するRAID Managerインスタンスの両方をあらかじめ起動しておくことをお勧めします。RAID Managerインスタンスの起動については,「3.4.9 RAID Managerインスタンスの起動および停止について」を参照してください。

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