Replication Manager ユーザーズガイド
ディスク構成定義ファイルの配布について説明します。
- この項の構成
- (1) ディスク構成定義ファイルの配布の概要
- (2) 配布先候補のホストの条件
- (3) ディスク構成定義ファイルの配布対象の選択
Replication Managerは代替ホストへのディスク構成定義ファイルの配布をサポートしています。この機能によって,プライマリーサイトに災害が発生した場合に,ペア管理を中断しないで継続できます。メインフレームボリュームの検出時に,代替ホスト候補の一覧からメインフレーム系ホストやプレフィックスを選択できます。ボリュームの検出の完了時に,Replication Managerはディスク構成定義ファイルをこれらの配布対象に配布します。
配布先候補には,次の条件を満たすディスク構成定義ファイルを持つホスト(Business Continuity ManagerまたはMainframe Agent)が表示されます。
- スキャン元ではないDADであること。
- 配布するディスク構成定義ファイルに定義されているストレージシステムと同じストレージシステムのディスク構成定義ファイルが存在すること。
例えば,2つのストレージシステムのボリューム情報をスキャンし,それらを配布する場合,その2つのストレージシステムのディスク構成定義ファイルを持つホストが配布先候補として表示されます。
重要
- バージョン6.6.1のBusiness Continuity Managerと連携しているホストに対して,Replication Managerでディスク構成定義ファイルを配布しても正しく動作しません。RPM-00568のメッセージが出力されて操作が失敗します。
- バージョン6.6.1のBusiness Continuity Managerで作成したディスク構成定義ファイルは,Replication Managerで編集できません。バージョン6.7以降のBusiness Continuity Managerでディスク構成定義ファイルを編集したあと,Replication Managerで配布してください。
参考
- 1つのBusiness Continuity Managerが複数のプレフィックスを持ち,かつ各プレフィックスが配布先候補として有効なディスク構成定義ファイルを持つ場合,ディスク構成定義ファイルは1つのプレフィックスにだけ配布できます。
ディスク構成定義ファイルの配布対象の選択手順を次に示します。
- BC Manager / Mainframe Agentサブウィンドウの[ディスク構成一覧]タブに,ディスク構成定義ファイルの一覧を表示します。
ディスク構成定義ファイルの表示方法については,「(1) ディスク構成定義ファイルの表示」を参照してください。- [ディスク構成一覧]タブで,編集したいディスク構成定義ファイルの
アイコンをクリックします。
ディスク構成の編集 - <ディスク構成定義ファイル名>ダイアログが表示されます。- [配布先ホスト一覧]タブをクリックします。
配布先ホスト候補の一覧が[配布先ホスト候補一覧]ペインに表示されます。- チェックボックスを使って,ディスク構成定義ファイルの配布対象として追加したい配布先ホストを選択します。
- 配布対象を削除する場合は,配布先ホスト候補のチェックボックスのチェックを解除します。
重要
- すでに配布先となっているホストの選択を解除すると,解除したホストに対して,コピーグループ定義ファイルも配布されなくなるので注意してください。
- ディスク一覧の作成時にディスク構成定義ファイルを配布するには,[一覧を作成するときにディスク構成を配布する。]チェックボックスを選択します。
参考
- ディスク一覧の作成時にディスク構成定義ファイルの配布をスキップしたい場合は,このチェックボックスのチェックを外します。
- [OK]をクリックします。
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