Tuning Manager - Agents
- この節の構成
- N.3.1 ストレージシステムの電源を切るときの注意事項
- N.3.2 パフォーマンスデータの表示についての注意事項
- N.3.3 SVPの時刻変更時の注意事項
- N.3.4 SVP高信頼化キットをインストールしているSVPの場合の注意事項
- N.3.5 他のプログラムの機能と同時に実行する場合の注意事項
モニタリング期間中にストレージシステムの電源を切った場合,電源が切られている間のパフォーマンスデータはSVPに蓄積されません。また,ストレージシステムの電源を入れ直した直後のパフォーマンスデータは,極端に値が大きくなる場合があります。
ホストからの入出力の負荷が高くなると,ストレージシステムはモニタリング処理よりも入出力処理を優先させるため,パフォーマンスデータが一部欠落することがあります。頻繁にパフォーマンスデータが欠落する場合は,[モニタスイッチ編集]でサンプリング間隔を広げて設定してください。詳細については,各ストレージシステムのPerformance Monitorのマニュアルを参照してください。
SVPの時刻を変更しないでください。変更した場合,次の問題が発生する恐れがあります。
- SVPに不正なパフォーマンスデータが蓄積される。
- SVPがパフォーマンスデータを収集できない。
SVPの時刻を変更した場合は,一度モニタリングスイッチを「無効」にして再度「有効」にしてください。その後,再度パフォーマンスデータを収集してください。モニタリングスイッチの設定については,各ストレージシステムのPerformance Monitorのマニュアルを参照してください。
N.3.4 SVP高信頼化キットをインストールしているSVPの場合の注意事項
SVP高信頼化キットをインストールしているSVPで,マスタSVPと待機側SVPを切り替えた場合,short rangeのパフォーマンスデータはなくなります。
N.3.5 他のプログラムの機能と同時に実行する場合の注意事項
TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集と,一部のプログラムの機能は同時に実行できません。同時に実行した場合,HTM - Agent for RAIDのTCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集,または一部のプログラムの機能の実行に失敗します。
失敗したときは,各プログラムのログに出力されているメッセージを確認してください。HTM - Agent for RAIDのメッセージについては「19.4 HTM - Agent for RAIDのメッセージ」を,各プログラムのメッセージについては各プログラムのマニュアルを参照してください。
なお,一部のプログラムの機能を使用したいときは,jpcspm stop(jpcstop)コマンドを実行してHTM - Agent for RAIDのインスタンスを一時的に停止する必要があります。
TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集と同時に実行できない機能の例
- Device Managerでのデータマイグレーション
- Storage Navigatorの次の操作
- Server Priority Managerの画面表示
- Volume Migrationの画面表示
- True Copyの[Usage Monitor]画面の表示(HUS VMおよびVirtual Storage Platformシリーズの場合)
- Universal Replicatorの[Usage Monitor]画面の表示(HUS VMおよびVirtual Storage Platformシリーズの場合)
- Performance Monitorのマニュアルに記載されているエクスポートツールの実行
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