Tuning Manager - Agents

[目次][索引][前へ][次へ]


J.4 ストレージシステムを監視する場合に使用するポート番号

VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズを監視する場合
・コマンドデバイスを使ってストレージシステムの情報を収集する場合
HTM - Agent for RAIDでは,HTM - Agent for RAIDをインストールしているホストからストレージシステムへのアクセスにはFibre Channel接続またはFCoE接続を使用します。そのため,ストレージシステムを監視する際に,ポート番号は使用しません。
・TCP/IP接続を経由してストレージシステムの情報を収集する場合(VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,およびVirtual Storage Platformシリーズの場合)
HTM - Agent for RAIDをインストールしているホストからストレージシステムへのアクセスにTCP/IP接続を使用してパフォーマンスデータを収集する場合,デフォルト値として次のポート番号を使用します。なお,TCP/IP接続を使用して収集するパフォーマンスデータの詳細については「17.8 HTM - Agent for RAIDのレコード(TCP/IP接続を使用しての収集)」を参照してください。

表J-4 TCP/IP接続で使用するポート番号

用途 接続先ストレージごとのポート番号
VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990 HUS VM VSP 5000シリーズ VSP G1000,G1500,VSP F1500 Virtual Storage Platformシリーズ
TCP/IP接続でのパフォーマンスデータの収集 1099 1099 11099 1099 1099
51099 51099 51099 51099 51099
51100 51100 51100 51100 51100
TCP/IP接続でのパフォーマンスデータ収集に用いるライブラリのダウンロード 443 - 443 443 -

注※
VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルおよびVSP E990の場合,ポート番号は変更できます。詳細については,ストレージシステムのマニュアルの,SVPで使用するポート番号の変更・初期化について説明している個所を参照してください。
なお,ストレージシステムのポート番号を変更した場合,該当するインスタンス情報の変更が必要になることがあります。インスタンス情報の更新については,Windowsの場合は「10.1.4 インスタンス環境の更新の設定」を,UNIXの場合は「11.1.4 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
ただし,ストレージシステムのRMIClassLoaderとPreRMIServerのポート番号(51099, 51100)を変更した場合については,Tuning Managerは自動的に変更したポート番号を検知するため,インスタンス情報の変更は不要です。

注意
HTM - Agent for NASで,NASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800,またはVSP F400,F600,F800内に存在するNAS Platformを監視する場合は,「J.6 HTM - Agent for NASとNASシステム間のポート番号」および「J.7 HTM - Agent for NASとNASシステム間のファイアウォールの通過方法」を参照してください。

HUS100シリーズ,およびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズを監視する場合
HTM - Agent for RAIDはシステムで使用されていないポート番号を使用します。ポート番号のデフォルト値として,Hitachi AMS/WMSシリーズでは2000を,HUS100シリーズ,Hitachi AMS2000シリーズおよびHitachi SMSシリーズでは,次の番号を固定で使用しますが,変更することができます
  • セキュア通信を使用する場合
    28355
  • セキュア通信を使用しない場合
    2000

注※
HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズのポート番号をデフォルト値から別の番号に変更した場合,HTM - Agent for RAIDをインストールしたマシンのservicesファイルに変更後のポート番号を設定する必要があります。servicesファイルの設定を変更しないでHTM - Agent for RAIDを起動すると,データの収集に失敗します。ストレージシステムが使用するポート番号の確認方法,servicesファイルの設定方法およびポート番号を変更する場合の注意事項については,Windowsの場合は「2.1.2 インストール前の確認事項」の「(3) 監視対象ストレージシステム」を,UNIXの場合は「4.1.2 インストール前の確認事項」の「(3) 監視対象ストレージシステム」を,またはご使用のストレージシステムのマニュアルを参照してください。

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.