Tuning Manager - Agents

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17.7.25 Pool Summary(PI_PLS)

機能

Pool Summary(PI_PLS)レコードには,Dynamic Provisioningのプールの稼働状況を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

  • Copy-on-Write SnapshotのプールおよびThin Imageのプールの情報は収集しません。
  • HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,HTM - Agent for RAIDは監視対象SLPRに所属するDynamic Provisioningのプールの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Collection Interval 300 ※1
Collection Offset 0 ※2
Log Yes
LOGIF 空白 ×

注※1
変更できる値は60~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数です。
ただし,Collection Intervalをデフォルト値よりも小さな値に設定した場合,共通メッセージログにKAVE00227-Wメッセージが継続して出力されるおそれがあります。
この問題の解決方法については,「20.2 トラブルシューティング」を参照してください。

注※2
変更できる値はCollection Intervalの範囲内です。

ODBCキーフィールド

PI_PLS_POOL_ID

ライフタイム

Dynamic Provisioningのプールの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ※1 エンタープライズ※2
Interval(INTERVAL) 情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No
Pool ID(POOL_ID) プールのPool ID。 COPY string(8) No
Read I/O /sec(READ_IO_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。※3 % float No ※4
Read Response Rate(READ_RESPONSE_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理要求当たりの平均処理時間(マイクロ秒)。※3 % float No ※5
Read Xfer /sec(READ_XFER_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理の合計転送速度(1 秒当たりのメガバイト数)。※3 % float No ※5
Record Time(RECORD_TIME) ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコードタイプ識別子。常に「PLS」。 COPY string(8) No
Write I/O /sec(WRITE_IO_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。※3 % float No ※4
Write Response Rate(WRITE_RESPONSE_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理要求当たりの平均処理時間(マイクロ秒)。※3 % float No ※5
Write Xfer /sec(WRITE_XFER_RATE) Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理の合計転送速度(1 秒当たりのメガバイト数)。※3 % float No ※5

注※1
Hitachi SMSシリーズおよびHitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。

注※2
Hitachi USP,SANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※3
性能値は,Thin Imageの副ボリュームとして使用されている仮想ボリュームの情報を含みません。

注※4
VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500またはVirtual Storage Platformシリーズの場合,メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定されたDynamic Provisioning のプールで,Mainframe Volume Monitoring の値が「N」 のとき, フィールドの値が0 になります。

注※5
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定されたDynamic Provisioningのプールの場合,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(80-03以降),G1500,VSP F1500のときだけ,値が取得できます。

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