Tuning Manager - Agents
Pool Page Relocation(PD_PLR)レコードには,Tier管理を行うDynamic Provisioningのプールに対するTierの再配置の進捗状況を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注
- Copy-on-Write Snapshotのプール,Thin ImageのプールおよびTier管理を行わないDynamic Provisioningのプールの情報は収集しません。
- Dynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合,HTM - Agent for RAIDはプールの情報を収集しません。ただし,Dynamic Provisioningのプールの容量の使用率が100%になっているためにDynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合だけは,プールの情報を収集します。
- 次の注記はエンタープライズストレージの場合だけ,該当します。
- 履歴データは,ストレージシステムのTierの再配置情報が更新された場合に格納されます。ただし, HTM - Agent for RAIDを起動した直後に履歴データを収集した場合は,前回の収集時と同じデータが格納されることがあります。
- ストレージシステムで一度もTierの再配置情報が収集されていない場合,Dynamic Provisioningのプールの情報は収集されません。
- HTM - Agent for RAIDがレコードを収集している場合にストレージシステムがモニタリング情報を集約しているとき,レコードの収集が取り消されます。この場合,共通ログにKAVF18514-Wメッセージが出力されます。
KAVF18514-Wメッセージが頻繁に出力される場合は,Collection IntervalまたはCollection Offsetの設定値を変更してDynamic Provisioningのプールのモニタリング情報とPD_PLRレコードが同時に収集されないようにしてください。
Collection IntervalまたはCollection Offsetの設定値を変更する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 3600 ○※1 Collection Offset 0 ○※2 Log Yes ○ LOGIF 空白 ×
- 注※1
- 変更できる値は60の倍数かつ3,600の約数または3,600の倍数かつ86,400の約数です。
- 注※2
- 変更できる値はCollection Intervalの範囲内かつ0~32,767です。
PD_PLR_POOL_ID
Tier管理を行うDynamic ProvisioningのプールおよびTierの設定から解除まで。
- 固定部:681バイト
- 可変部:136バイト
PFM - View名
(PFM - Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース ミッドレンジ※1 エンタープライズ※2 Collection Time(COLLECTION_TIME) ストレージシステムからデータが収集された時刻(グリニッジ標準時)。 - time_t No ○ ○ - Interval(INTERVAL) 情報が収集されたインターバルの秒数。 - ulong No ○ ○ - Moved Pages(MOVED PAGES) Tierの再配置で移動したページ数。 - ulong No ○ ○ - Pool ID(POOL_ID) プールのPool ID。 - string(8) No ○ ○ - Progress %(PROGRESS_RATE) Tierの再配置の進捗率(%)。※3 - double No ○ ○ - Record Time(RECORD_TIME) ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 - time_t No ○ ○ - Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコードタイプ識別子。常に「PLR」。 - string(8) No ○ ○ - Relocation End Time(RELOCATION_END_TIME) ストレージシステムのTierの再配置が終了した時刻。※4,※5 - string(32) No - ○ - Relocation Start Time(RELOCATION_START_TIME) ストレージシステムのTierの再配置が開始された時刻。※4,※5 - string(32) No - ○ - Relocation Status(RELOCATION_STATUS) Tierの再配置完了ステータス。
- エンタープライズストレージの場合:
・Finished
・Interruption- ミッドレンジストレージの場合:
・Stop
・Relocating
・Pause
・(空文字列)※6- string(16) No ○ ○ - Relocation Time(RELOCATION_TIME) ストレージシステムのTierの再配置の所要時間。※7 - string(32) No - ○ -
- 注※1
- Hitachi SMSシリーズ,Hitachi AMS2000シリーズおよびHitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。
- 注※2
- Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。
- 注※3
- Tier内のデータ配置状況によって,進捗率から想定されるTierの再配置所要時間と実際のTierの再配置所要時間が一致しないことがあります。
- 注※4
- ストレージシステム側の時刻が取得されます。
- 注※5
- 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。
- 注※6
- Tierの再配置が無効な状態であることを示します。
- 注※7
- 「hh:mm:ss」の形式で表示されます。
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