Tuning Manager - Agents
ここでは,HTM - Agent for RAIDのプログラムをインストールする順序とDVD-ROMの提供媒体からプログラムをインストールする手順を説明します。
- この項の構成
- (1) プログラムのインストール順序
- (2) プログラムのインストール方法
まず,PFM - Baseをインストールし,次にPFM - Agentをインストールします。PFM - BaseがインストールされていないホストにPFM - Agentをインストールすることはできません。
なお,PFM - Managerと同一ホストにPFM - Agentをインストールする場合は,PFM - Manager,PFM - Agentの順でインストールしてください。
同一ホストに複数のPFM - Agentをインストールする場合,PFM - Agent相互のインストール順序は問いません。
WindowsホストにHTM - Agent for RAIDをインストールするには,次の方法があります。
- インストール用DVD-ROMからインストールする
Product Select PageでインストールするAgentを選択するか,インストールするAgentのsetup.exeを実行してください。- JP1/NETM/DMを使用してリモートインストールする
JP1/NETM/DMを使用する方法については「2.1.5 JP1/NETM/DMを使用したリモートインストール」を参照してください。- インストール用DVD-ROMの内容をインストール先ホストに転送してインストールを実行する
インストールするAgentのsetup.exeを転送先フォルダで実行してください。setup.exeの転送先フォルダには,ASCIIコードの半角英数字を指定してください。- インストール用DVD-ROMの内容をネットワークでファイル共有してインストールを実行する
ネットワークドライブの割り当てを実施してから,インストールするAgentのsetup.exeをネットワーク経由で実行してください。
注意
- インストール用DVD-ROMの内容をコピーする場合は,DVD-ROMの内容をすべてハードディスクドライブにコピーしてください。コピーしたあと,コピーしたデータと,DVD-ROMのデータのファイルサイズに差異がないことを確認してください。なお,コピー先のディレクトリパスは半角英数字で指定します。特殊文字および空白文字は使用できません。ただし,円記号(\)およびコロン(:)はパスの区切り文字として指定できます。
インストール用DVD-ROMからインストールする場合の手順を次に示します。
- HTM - Agent for RAIDをインストールするホストに,Administrators権限でログインする。
- Hitachi Command Suite製品のサービスをすべて停止する。
この手順は,HTM - AgentsをインストールするホストにほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合に必要です。
サービスの停止方法は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」のサービスの停止について説明している個所を参照してください。- Performance Managementのサービスをすべて停止する。
この手順は,HTM - Agentsをインストールするホストにすでにほかのエージェントがインストールされている場合に必要です。停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。
実行するコマンドは次のとおりです。
インストール先フォルダ\tools\jpcspm stop -key all(インストール先フォルダ\tools\jpcstop all)- Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントのサービス(Tuning Manager - Agent REST Web ServiceおよびTuning Manager - Agent REST Application Service)を停止する。
この手順は,HTM - AgentsをインストールするホストでHTM - Agent for RAIDまたはHTM - Agent for NASをHybrid Storeで運用している,またはTuning Manager APIの利用を有効化している場合に必要です。
実行するコマンドは次のとおりです。
インストール先フォルダ\htnm\bin\htmsrv stop -webservice- 秘密鍵ファイルと証明書ファイルをバックアップする。
この手順は,Windows(x64)上でバージョン8.0.0~8.1.2のHTM - Agent for RAIDをアップグレードインストールする場合に必要です。
次のフォルダにファイルを格納しているとき,ファイルをバックアップしておいてください。
インストール先フォルダ\htnm\HBasePSB\httpsd\conf\ssl\server
インストール先フォルダ\htnm\HBasePSB\httpsd\conf\ssl\cacert- インストール用DVD-ROMをDVD-ROMドライブに入れる。
Product Select PageでインストールするAgentを選択するか,インストールするAgentのsetup.exeを実行してください。- 表示された画面に従って,インストールを進めてください。
- 手順5でバックアップしておいた秘密鍵ファイルと証明書ファイルを手動で格納し直す。
この手順は,Windows(x64)上でバージョン8.0.0~8.1.2のHTM - Agent for RAIDをアップグレードインストールした場合に必要です。
アップグレードインストール後,バックアップしておいたファイルを次のフォルダに手動で格納し直してください。
インストール先フォルダ\htnm\HBasePSB\httpsd\conf\ssl\server
インストール先フォルダ\htnm\HBasePSB\httpsd\conf\ssl\cacert
注意
- 新規インストールでHybrid Storeを選択した場合
- Tuning Manager - Agent REST Application Serviceで使用する最大メモリーサイズをインストール画面で選択できます。「A.2.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceのメモリー所要量」を参照して見積もったうえで,適切な値を選択してください。なお,算出したメモリー所要量が6GBを超える場合は,インストール時には最大メモリーサイズとして6GBを選択して,インストール後に最大メモリーサイズを算出したメモリー所要量に変更してください。
- Agentをインストールする環境や使いたい機能によって, Tuning Manager - Agent REST Application Serviceが使用する最大メモリーサイズを,インストール完了後にhtmhschgmemコマンドで変更する必要があります。インストール完了後に,「A.2.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceのメモリー所要量」を参照して見積もったうえで,適切な値に変更してください。htmhschgmemコマンドを使用した最大メモリーサイズの変更方法については「10.1.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceで使用する最大メモリーサイズの変更」を参照してください。
- インストールに失敗したときの対処は「12.1.4 Hybrid Storeへの移行時のトラブルへの対処方法」を参照してください。
注意
- バージョンアップインストールでStoreデータベースからHybrid Storeへ移行する場合
- Tuning Manager - Agent REST Application Serviceで使用する最大メモリーサイズをインストール画面で選択できます。「A.2.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceのメモリー所要量」を参照して見積もったうえで,適切な値を選択してください。なお,算出したメモリー所要量が6GBを超える場合は,インストール時には最大メモリーサイズとして6GBを選択して,インストール後に最大メモリーサイズを算出したメモリー所要量に変更してください。
- Agentをインストールする環境や使いたい機能によって, Tuning Manager - Agent REST Application Serviceが使用する最大メモリーサイズを,インストール完了後にhtmhschgmemコマンドで変更する必要があります。インストール完了後に,「A.2.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceのメモリー所要量」を参照して見積もったうえで,適切な値に変更してください。htmhschgmemコマンドを使用した最大メモリーサイズの変更方法については「10.1.3 Tuning Manager - Agent REST Application Serviceで使用する最大メモリーサイズの変更」を参照してください。
- [インストール後にパフォーマンスデータの引き継ぎを実施する]を選択した場合は,「12.1.2 StoreデータベースからHybrid Storeへ移行する(同一ホストでの移行の場合)」の手順が完了するまで運用を開始できません。
- [全てのパフォーマンスデータを引き継ぐ]を選択した場合,インストールを実施している製品のパフォーマンスデータだけを引き継ぎます。そのため,同一ホスト内のほかの製品が[インストール後にパフォーマンスデータの引き継ぎを実施する]を選択していて,「12.1.2 StoreデータベースからHybrid Storeへ移行する(同一ホストでの移行の場合)」の手順が完了していないときは,運用を開始できません。
- インストールに失敗したときや,移行に必要な容量が確保できないときの対処は「12.1.4 Hybrid Storeへの移行時のトラブルへの対処方法」を参照してください。
注意
- Oracle JDK 7を使用している環境のバージョンアップの場合
- Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントでOracle JDK 7を使用していると,v8.2.1以降のHTM - Agent for RAIDのインストール後にHTM - Agent for RAIDを使用できなくなります。HTM - Agent for RAIDに同梱されたJDKかHTM - Agent for RAIDがサポートしているOracle JDKに切り替えてください。 Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントでのOracle JDKへの切り替え手順については,「7.1.10 Oracle JDKへの切り替え」を,HTM - Agent for RAIDがサポートしているOracle JDKについては「ソフトウェア添付資料」を参照してください。
重要
- PFM - ManagerまたはPFM - Baseのインストール先フォルダおよびプログラムフォルダは,そのホストに初めてPerformance Managementプログラムがインストールされるときだけ指定できます。2回目以降のインストールでは,初回のインストール時に指定したフォルダにインストールまたは登録されます。
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