Tuning Manager 運用管理ガイド

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3.5.2 データベースの総容量の拡張手順

ここでは,データベースの総容量を拡張する方法について説明します。

注意
データベースの総容量を拡張する前に,必ずデータベースをバックアップしてください。データベースのバックアップ手順についての詳細は,「3.3 データベースのバックアップ」を参照してください。

データベースの総容量の拡張手順を次に示します。

  1. 現在のデータベースの総容量を確認します。
    データベースの総容量を確認する方法については,「3.2 データベースの容量表示」を参照してください。
  2. Hitachi Command Suite製品のサービスをすべて停止します。
    サービスの停止方法については,「1.7 サービスの停止」を参照してください。
  3. htm-db-setupコマンドを実行して,データベースの総容量を増やします。
    次のようにhtm-db-setupコマンドを実行してください。

    Windowsの場合:
    <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\htm-db-setup [/size <追加する容量>] [/areapath <データベースの格納先ディレクトリのパス>]

    Linuxの場合:
    <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/htm-db-setup [--size <追加する容量>] [--areapath <データベースの格納先ディレクトリのパス>]
    htm-db-setupコマンドのオプションは次のとおりです。各パラメーターを適切な情報に変更してください。
    • size <追加する容量>
      現在のデータベースの総容量に追加する容量(追加する容量=拡張後の総容量-現在の総容量)を2GB単位で指定します。指定できる値は,2~30の2の倍数です。
    • areapath <データベースの格納先ディレクトリのパス>
      データベースファイルの格納先ディレクトリの絶対パスを入力してください。
      データベースファイルの格納先ディレクトリパスを確認する方法については,「3.2 データベースの容量表示」を参照してください。
      指定を省略した場合,データベースファイルの格納先ディレクトリは,インストール時に選択したデータベースファイルの作成先ディレクトリとなります。
    htm-db-setupコマンドについての詳細は,「8.3.1 htm-db-setup」を参照してください。

    注意
    htm-db-setupコマンドで,現在のデータベースの総容量を少なくする指定はできません。
    ・Tuning Manager serverをクラスタ構成で運用している場合には,実行系ノードだけでhtm-db-setupコマンドを実行してください。
  4. Hitachi Command Suite製品のサービスを起動します。
    サービスの起動方法については,「1.6 サービスの起動」を参照してください。
    なお,HiRDBは,htm-db-setupコマンドの実行後に自動的に起動されます。

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