Tuning Manager 運用管理ガイド

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1.9.3 Tuning Manager APIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するポート番号の変更

Tuning Manager serverがAPIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するときに使用するポート番号を次に示します。

表1-8 Tuning Manager serverがAPIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するときに使用するポート番号

ポート番号 通信元 通信先 備考
24221/tcp Tuning Manager server※ APIの利用を有効化しているエージェントホスト Tuning Manager - Agent REST Web Serviceのアクセスポート（non-SSL）
24222/tcp Tuning Manager server※ APIの利用を有効化しているエージェントホスト Tuning Manager - Agent REST Web Serviceのアクセスポート（SSL）

注※
アラート機能を使用していて，かつTuning Manager serverとDevice Managerを別ホストにインストールしている場合，APIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するために，Device Managerもこのポートを使用します。
この項の構成
(1) ファイアウォールを設定したネットワークでの運用
(2) ポート番号の変更手順

(1) ファイアウォールを設定したネットワークでの運用

Tuning Manager serverホストとTuning Manager APIの利用を有効化しているエージェントホストの間にファイアウォールを設定している場合，「表1-8 Tuning Manager serverがAPIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するときに使用するポート番号」に記載されているポート番号でホスト間の通信ができるようにファイアウォールの設定を変更してください。アラート機能を使用していて，かつTuning Manager serverとDevice Managerを別ホストにインストールしているときは，Tuning Manager serverホストに加えてDevice Managerホストでもファイアーウォールの設定を変更してください。

(2) ポート番号の変更手順

Tuning Manager APIの利用を有効化しているエージェントホストがデフォルトのポート番号（24221および24222）を変更した場合，次の手順でTuning Manager serverホストで定義しているエージェントとの通信ポートを変更する必要があります。

ポート番号を変更する手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して，Tuning Manager serverのサービスを停止します。

    Windowsの場合：
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64srv /stop /server TuningManager

    Linuxの場合：
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64srv -stop -server TuningManager

  2. ユーザープロパティファイル（user.properties）の次のプロパティの設定値に，エージェントホストで指定したポート番号と同じ番号を指定します。
    エージェントホストで変更したポート番号と同じポート番号を指定しない場合，Tuning Manager - Agent REST Web Serviceにアクセスできません。
    ユーザープロパティファイルの設定については，「1.8 ユーザープロパティファイルの設定について」を参照してください。

    表1-9 Tuning Manager serverがAPIの利用を有効化しているエージェントホストと接続するときに使用するポート番号の変更

    ポート 変更方法
    24221
    Tuning Manager - Agent REST Web Serviceのアクセスポート（non-SSL）
    		 次に示すファイルのプロパティに指定する値を変更してください。

    Windowsの場合：
    • <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\conf\user.propertiesのrest.discovery.agent.global.secondary.port
    • <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\conf\user.propertiesのrest.discovery.agent.host.<HostName>※.port

    Linuxの場合：
    • <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/conf/user.propertiesのrest.discovery.agent.global.secondary.port
    • <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/conf/user.propertiesのrest.discovery.agent.host.<HostName>※.port
    24222
    Tuning Manager - Agent REST Web Serviceのアクセスポート （SSL）
    		 次に示すファイルのプロパティに指定する値を変更してください。

    Windowsの場合：
    • <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\conf\user.propertiesのrest.discovery.agent.global.primary.port
    • <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\conf\user.propertiesのrest.discovery.agent.host.<HostName>※.port

    Linuxの場合：
    • <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/conf/user.propertiesのrest.discovery.agent.global.primary.port
    • <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/conf/user.propertiesのrest.discovery.agent.host.<HostName>※.port

    注※
    <HostName>には，Tuning Manager APIを利用して取得したいパフォーマンスデータのインスタンスがあるエージェントのホスト名を指定してください。

  3. 次のコマンドを実行して，Tuning Manager serverのサービスを起動します。

    Windowsの場合：
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64srv /start /server TuningManager

    Linuxの場合：
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64srv -start -server TuningManager

  4. アラート機能を使用している場合，Device Managerが保持しているエージェント情報をリフレッシュします。
    Device Managerが保持しているエージェント情報をリフレッシュする方法については，マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager APIリファレンスガイド」を参照してください。

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