Hitachi Command Suite Mainframe Agent ユーザーズガイド

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5.3 メッセージ一覧

Mainframe Agentが出力するメッセージと対処方法について説明します。

メッセージID メッセージテキスト メッセージの説明
YKS085E TSO SC=44 Error reported during file output. EXECIO RC =n EXECIO TSO/E REXXコマンドでの失敗(リターンコード=n)によって,ディスク構成定義ファイルまたはコピーグループ定義ファイルの作成または更新処理に失敗しました。詳細は,IBMマニュアル「TSO/E REXX解説書」を参照してください。
YKS086E TSO SC=44 (file) File status is:dsstate fileに示された入力Configurationファイルは利用できない状態です。

dsstate
入力Configurationファイルの状態
入力Configurationファイルの属性が異常な場合,次のメッセージが出力されます。
  • DSORG = XX. DSORG must be YY
    DSORG属性値が異常のため利用できません。現在のConfigurationファイルを削除して,正しいファイル属性値でConfigurationファイルを再作成してください。
  • RECFM = XX. RECFM must be YY
    RECFM属性値が異常のため利用できません。現在のConfigurationファイルを削除して,正しいファイル属性値でConfigurationファイルを再作成してください。
  • LRECL = XX. LRECL must be YY
    LRECL属性値が異常のため利用できません。現在のConfigurationファイルを削除して,正しいファイル属性値でConfigurationファイルを再作成してください。
  • BLKSIZE = XX. BLKSIZE must be YY
    BLKSIZE属性値が異常のため利用できません。現在のConfigurationファイルを削除して,正しいファイル属性値でConfigurationファイルを再作成してください。
  • ALLOCATION FAILED
    Configurationファイルの作成に失敗しました。デバイスの空き容量,およびVTOCの空きを確認してください。
  • UNAVAILABLE DATASET
    Configurationファイルが使用されています。Configurationファイルの使用状況を確認してください。
    XXにはエラーとなったファイル属性値,YYには正しいファイル属性値が表示されます。

file
エラーが発生したConfigurationファイルの名称
YKS099I TSO SC=max-severity YKSTORE Processing Complete. YKSTOREYKP2Aの内部プログラム)の処理が完了しました。
このメッセージは必ず表示されます。

max-severity
出力されたSCの中での最大値
YKS270E TSO SC=44 Failed to operation configuration file. (name =dataset-name, dsstate) Configurationファイルの作成時にエラーが発生したため,Configurationファイルの作成を中止します。メッセージに出力された情報を参考に環境を見直したあとで,再度Configurationファイルを作成してください。

operation
Configurationファイルに対して行った操作
  • CREATE
    Configurationファイルを作成する際に,エラーが発生しました。
  • UPDATE
    既存のConfigurationファイルを更新する際に,エラーが発生しました。
  • ALLOCATION
    Configurationファイルを割り当てる際に,エラーが発生しました。
  • CHECK
    既存のConfigurationファイルを確認する際に,エラーが発生しました。Configurationファイルの状態を確認してください。エラーの原因として,Configurationファイルが使用できない状態にあるか,データセット形式に誤りがあることが考えられます。データセット形式に誤りがある場合は,同時に出力されるメッセージを確認してください。
  • EXECIO
    Configurationファイルへの書き込みの際に,エラーが発生しました。原因については同時に出力されるメッセージを確認してください。
  • RENAME
    Configurationファイルの名称をdataset-nameに示される名称にリネームする際に,エラーが発生しました。
    dsstateには,変更先の名称のファイルに関する情報が表示されます。

dataset-name
作成するConfigurationファイルの名称

dsstate
Configurationファイルの状態
  • EXTENT=extent
    現在割り当てられているデータセットのエクステント数
    extentは,dataset-nameで示されるデータセットに割り当てられているエクステント数です。
  • DSORG=VSAM
    データセット形式がVSAMです。VSAM形式のデータセットはConfigurationファイルとして使用できません。Configurationファイルのデータセット形式はPSにしてください。
  • RECFM=XX
    データセットのRECFMの値
  • LRECL=XX
    データセットのLRECLの値
  • BLKSIZE=XX
    データセットのBLKSIZEの値
  • CANNOT GET DSSTATE, reason code=nnnn
    データセット情報を取得できません。または,Configurationファイルが割り当てられていません。
    nnnn(10進数)は,理由コード(保守情報)です。
    dataset-nameNEWまたはOLDが含まれる場合,Configurationファイル作成・更新時に使用するテンポラリファイルの処理でエラーが発生したことを示しています。
YKS298E TSO SC=44 (detailed-info) YKSTORE encountered an unexpected error. 予期しないエラーが発生しました。このエラーはほかのエラーに伴って発生したおそれがあります。
このエラーメッセージと同時にほかのエラーメッセージが出力されている場合は,ほかのエラーメッセージで示されている問題を先に解決してください。
ほかのエラーメッセージが出力されていない場合は,次の資料を採取した上で保守員に連絡してください。
  • このコマンドを実行したスクリプト
  • スクリプトから操作したConfigurationファイル(コピーグループ定義ファイル,ディスク構成定義ファイル)

detailed-info
エラー解析を助けるための詳細情報(保守員用)
YKT001E CON Can't find SVCTABLE NUCLKUPマクロで"SVCTABLE"の検索に失敗しました。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
保守員に連絡してください。
YKT002E CON Can't find IGCERROR NUCLKUPマクロで"IGCERROR"の検索に失敗しました。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
保守員に連絡してください。
YKT003E CON No SVC #'s available 使用できるSVC番号がありません。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
YKT004E CON Couldn't add SVC entry SVCUPDTEマクロでSVC番号の追加に失敗しました。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
保守員に連絡してください。
YKT005E CON Couldn't create name/token Name/Tokenの登録に失敗しました。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
保守員に連絡してください。
YKT006W CON RC=16 Couldn't delete name/token Name/Tokenの削除に失敗しました。
保守員に連絡してください。
YKT007W CON RC=16 Couldn't delete SVC entry SVCUPDTEマクロでSVC番号の削除に失敗しました。
保守員に連絡してください。
YKT008E CON RC=20 System task started from TSO. YKALCSVCコマンドがTSO/E環境から実行されました。
STARTコマンド,またはバッチJOBでYKALCSVCコマンドを実行してください。
YKT012E CON RC=16 Name/token error Name/Tokenサービスでエラーが発生しました。
保守員に連絡してください。
YKT021E CON RC=20 Invalid parameter PARMパラメーターに指定された値に誤りがあります。
PARMパラメーター指定値を見直してください。
YKT022E CON RC=4 An SVC routine is already installed with a different SVC # ユーザSVCはすでに異なるSVC番号で登録されています。
ユーザSVC登録コマンドでユーザSVCを削除してから再実行してください。同じSVC番号でユーザSVCを更新する場合は,PARMパラメタを指定しないで再実行してください。
ユーザSVC登録コマンド:YKALCSVC
YKT023E CON RC=16 Couldn't delete SVC routine ユーザSVCの削除に失敗しました。
保守員に連絡してください。
YKT024E CON Couldn't copy load module ロードモジュールのコピーに失敗しました。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
保守員に連絡してください。
YKT025E CON RC=4 SVC routine is already deleted ユーザSVCが登録されていないか,またはすでに削除されています。
YKT026E CON SVC # is already used 指定されたSVC番号はすでに使用されています。プログラムは,ユーザー完了コード996で異常終了します。
YKALCSVCコマンドのPARMパラメーターに割り当てられていないSVC番号を指定するか,PARMパラメーターを指定しないで再実行してください。
YKT032E CON RC=20 The task is not APF-authorized. Mainframe Agentのロードライブラリのデータセット名がSYS1.PARMLIBに登録されていません。または,ロードライブラリのDD文を連結した際に認可/非認可のデータセットが混在していたことが原因で,非認可データセットとして扱われたため,コマンドを実行できません。
YKT098I CON RC=0 SVC routine is deleted ユーザSVCの削除に成功しました。
YKT099I CON RC=0 SVC routine is inserted ユーザSVCの登録に成功しました。
YKT299I CON command command return code=nnnn. commandで示されるコマンドは,リターンコード=nnnnで終了しました。
YKY001I CON AGENT STARTED (Vv.r.r[-zz]) Mainframe Agentが起動されました。

v
バージョン番号

r
リビジョン番号

zz
特例
YKY002I CON INVALID INITIALIZATION PARAMETER: parameter-name 初期設定パラメーターに定義されていないパラメーターが指定されました。または,parameter-nameで示される初期設定パラメーターが不正です。Mainframe Agentは終了します。
初期設定パラメーターを訂正してから,Mainframe Agentを再起動してください。
YKY003I CON INVALID CONTINUATION LINE FOUND. PARAMETER SCAN TERMINATED 初期設定パラメーターに継続行ありの指定がありますが,継続するパラメーターの指定がありません。Mainframe Agentは終了します。
初期設定パラメーターを訂正してから,Mainframe Agentを再起動してください。
YKY005I CON AGENT INITIALIZATION FAILED P=termination-code Mainframe Agentは,このメッセージより前に出力されたメッセージに示された理由で起動できません。
センター管理者に連絡してください。センター管理者は,このメッセージよりも前に出力されているメッセージを処置してから,Mainframe Agentを再起動してください。
termination-code(10進数)
  • 04IKJEFT01を使用しないで起動しようとしました。
  • 08:初期設定パラメーターの解析処理に失敗しました。
  • 48:処理モジュールのローディングでエラーが発生しました。
  • 52:NAME/TOKENの書き込みエラーが発生しました。
  • 56:RACFのFACILITYクラスにプロファイルが定義されていません。
  • 60:サブタスクの初期化処理に失敗しました。
YKY008I CON INSUFFICIENT SPACE AVAILABLE FOR INITIALIZATION 初期設定パラメーターの解析処理中に作業領域が不足したため,初期設定パラメーターの解析ができませんでした。Mainframe Agentは終了します。
Mainframe Agent起動用カタログドプロシジャのジョブステップのユーザーリージョン指定を見直してから,正しいメモリー所要量に修正しMainframe Agentを再起動してください。
YKY016I CON TASK(task-ID) ABENDED,CODE=completion-code Mainframe Agentの起動処理中に,タスクが異常終了しました。Mainframe Agentは終了します。

task-ID
タスクを識別する名称

completion-code
システムの完了コード
YKY018I CON MODULE(load-module-name) NOT FOUND load-module-nameで示されるロードモジュールが見つかりません。Mainframe Agentは終了します。
ロードモジュールが正しくインストールされているか確認してください。
YKY019I CON dd-name DD STATEMENT NOT FOUND dd-nameで示されるDD文が指定されていません。Mainframe Agentは終了します。
Mainframe Agent起動用カタログドプロシジャにDD文を指定してからMainframe Agentを再起動してください。
YKY020I CON THE PROFILE IS NOT DEFINED IN THE FACILITY CLASS OF RACF: xxxxxxxx RACFのFACILITYクラスにSTGADMIN.YKA.BCM.YKQUERYプロファイルまたはSTGADMIN.YKA.BCM.COMMANDSプロファイルが定義されていません。
RACFの設定を見直してからMainframe Agentを再起動してください。

xxxxxxxx
保守情報
YKY021I CON A NAME/TOKEN WRITE ERROR OCCURRED,RC=return-code,NAME=name NAME/TOKENの書き込みエラーが発生したため,実行できません。Mainframe Agentは終了します。

return-code
NAME/TOKEN登録ルーチン(IEANTCR)が設定するリターンコード

name
NAME/TOKENサービスに登録する名称
YKY022I CON THE SPECIFIED PREFIX IS BEING USED BY ANOTHER PROGRAM 指定したプレフィックスはほかのプログラムで使用中です。
初期設定パラメーターを見直してください。
YKY051I CON AGENT ENDED Mainframe Agentが終了しました。
YKY052I CON AGENT IN SCHEDULED SHUTDOWN Mainframe Agentの終了処理が開始されました。
YKY053I CON AGENT ABENDED Mainframe Agentが異常終了しました。
原因が不明な場合は,SYSABENDダンプ形式のABENDダンプを採取してから,顧客問い合わせ窓口に調査を依頼してください。
YKY100I CON MODIFY COMMAND ACCEPTED MODIFYコマンドが受け付けられました。
YKY101I CON STOP COMMAND ACCEPTED STOPコマンドが受け付けられました。
YKY102I CON INVALID error-type: text MODIFYコマンド入力後,textで示されるコマンドまたはオペランドに誤りがあります。
入力したコマンドを見直してください。
error-type
  • COMMAND:コマンドに誤りがあることを示します。
  • OPERAND:オペランドに誤りがあることを示します。
YKY103I CON COMMAND SYNTAX ERROR 入力されたコマンドの構文に誤りがあります。
入力したコマンドを見直してください。
YKY104I CON OPERAND IS INCORRECT オペランドの内容に誤りがあります。
誤りを訂正してから再度入力してください。
YKY111I CON parameter-name WAS CHANGED parameter-nameで示される初期設定パラメーターの値を変更しました。
YKY114I CON parameter-name=parameter-value 初期設定パラメーターの現在の値が表示されます。

parameter-name
初期設定パラメーター名

parameter-value
初期設定パラメーター値
YKY130I CON SESSION NO.=session-number TCP/IPセッションの番号が表示されます。このメッセージの次に,TCP/IPセッション情報が表示されます。

session-number
セッションを区別するための番号
YKY131I CON host-type PORT=port-number HOST=IP-address 自ホストまたは相手ホストのポート番号とIPアドレスが表示されます。このメッセージの次に,TCP/IPセッション情報が表示されます。

host-type
TCP/IPセッション情報が表示されるホスト種別
  • LOCAL:自ホスト
  • REMOTE:相手ホスト
port-number
  • host-typeLOCALが表示されている場合
    自ホストのポート番号
  • host-typeREMOTEが表示されている場合
    相手ホストのポート番号
IP-address
  • host-typeLOCALが表示されている場合
    自ホストのIPアドレス
  • host-typeREMOTEが表示されている場合
    相手ホストのIPアドレス
YKY132I CON CONNECTING START TIME=YYYY/MM/DD hh:mm:ss 該当するTCP/IPセッションが確立した時刻が表示されます。このメッセージの次に,TCP/IPセッション情報が出力されます。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss
時刻(ローカル時刻)
YKY133I CON LAST data-direction-type TIME=YYYY/MM/DD hh:mm:ss 該当するTCP/IPセッションで,最後に送信または受信した時刻が表示されます。

data-direction-type
YYYY/MM/DD hh:mm:ssに出力されている時刻に送られたデータの方向
  • SEND:送信
  • RECV:受信

YYYY/MM/DD hh:mm:ss
時刻(ローカル時刻)
YKY300I SYS hh:mm:ss task-ID,TCP CONNECTION ACCEPTED TCPコネクションの確立要求が受け付けられました。リモートホストとの通信情報がYKY307Iメッセージに出力されます。

hh:mm:ss
メッセージの出力時刻(ローカル時刻)

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
YKY301I SYS hh:mm:ss task-ID,TCP CONNECTION ENDED NORMALLY TCPコネクションが正常に解放されました。

hh:mm:ss
メッセージの出力時刻(ローカル時刻)

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
YKY304I SYS hh:mm:ss task-ID,REQUEST DENIED,REASON=(reason-for-denial) 要求は受信されましたが,破棄されました。

hh:mm:ss
メッセージの出力時刻(ローカル時刻)

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
reason-for-denial
  • INVALID FORMAT:形式が不正です。
  • VERSION MISMATCH:バージョンが一致しません。
YKY305I CON task-ID,TCP CONNECTION LOST DURING EVENT PROCESSING,TCP-STATUS=(reason-for-disconnection) TCP/IP処理中に,reason-for-disconnectionに示される理由でTCPコネクションが不当に切断されました。
相手ホストからコネクションを切断された理由を調査してください。

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
reason-for-disconnection
  • FIN ACCEPT:相手ホストから切断要求(TCP-FIN)を受け取りました。
  • RST ACCEPT:相手ホストから切断要求(TCP-RST)を受け取りました。
YKY307I SYS hh:mm:ss task-ID,TCP CONNECTION INFORMATION,REMOTE-HOST=IP-address,REMOTE-PORT=remote-port-number,LOCAL-PORT=local-port-number TCPコネクションの確立要求が受け付けられました。
このメッセージより前に出力されているメッセージの対処方法に従ってください。

hh:mm:ss
メッセージの出力時刻(ローカル時刻)

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号

IP-address
リモートホストのIPアドレス

remote-port-number
リモートホストのポート番号

local-port-number
自ホストのポート番号
YKY315I CON task-ID,COMMUNICATION ERROR,@API[,request-name[,RC=response-code]][,EC=event-code][,SRC=local-IP-address:local-port-number][,DST=connection-target-IP-address:connection-target-port-number] 通信処理中にエラーが検出されました。要求名,自IPアドレス:自ポート番号(10進数),および接続先IPアドレス:接続先ポート番号(10進数)が表示されます。実行中の処理は中断されます。
必要があれば,このメッセージの直前に出力されているYKY330Iメッセージを参照し,エラーの原因を調査してください。

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
request-name
  • @OPNSAP:前処理
  • @OPEN:コネクション確立処理
  • @SEND:送信処理
  • @RECV:受信処理
  • @CLOSE:コネクション解放処理
  • @QUERY:相手アドレス検索処理
  • @ABORT:コネクション強制解放処理
  • @QUIT:後処理

response-code
request-nameで示される要求を実行中に発生したコード

event-code
TCP/IPセッション処理中に発生した事柄

local-IP-address
自ホストのIPアドレス

local-port-number
自ホストのポート番号

connection-target-IP-address
相手ホストのIPアドレス

connection-target-port-number
相手ホストのポート番号
YKY321I CON task-ID,COMMUNICATION TIMED OUT 応答待ち時間を過ぎても応答がありません。コネクションは切断されます。
応答がない理由を調査してください。

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号
YKY330I CON SOCKET API FAILURE (maintenance-information,request-type,return-code,error-number) IBM TCP/IP for MVSのソケットインタフェースで,request-typeで示される要求でエラーが発生しました。return-codeおよびerror-numberは,そのときのエラー情報です。
エラーの原因を調査し対処してください。TCP/IPが障害で停止した場合,Mainframe Agentも停止し障害回復後,TCP/IPプログラムを起動してからMainframe Agentを起動してください。

maintenance-information
エラー解析を助けるための詳細情報

request-type
要求種別を示す次のうちのどれかが表示されます。
  • "ACCEPT "
  • "BIND "
  • "CLOSE "
  • "INITAPI "
  • "IOCTL "
  • "LISTEN "
  • "RECV "
  • "SETSOCKOPT "
  • "SOCKET "
要求種別に対するリターンコード(RETCODE),およびエラー番号(ERRNO)については,IBMマニュアル「Communications Server IP アプリケーション・プログラミング・インターフェース・ガイド」を参照してください。
YKY362I CON RECEIVED DATA SIZE INVALID,DST=connection-target-IP-address:connection-target-port-number Mainframe Agentがconnection-target-IP-address:connection-target-port-numberから受信したデータのサイズが不正です。該当する受信処理を中止します。
受信できるサイズは4,096バイトです。受信サイズを見直してから再実行してください。
YKY600I CON INSUFFICIENT SPACE AVAILABLE. maintenance-information Mainframe Agentでの領域の確保に失敗しました。Mainframe Agentは終了します。
リージョンサイズを大きくしてからMainframe Agentを再起動してください。

maintenance-information
エラー解析を助けるための詳細情報
YKY604I CON IRXJCL MODULE ERROR,CODE=return-code IRXJCLルーチンが,return-codeで示されるリターンコードでエラーリターンしました。Mainframe Agentは処理を終了します。
リターンコードを調査してください。リターンコードが20の場合,Mainframe Agent起動用カタログドプロシジャのSYSEXEC DD文が誤っているおそれがあります。JCLを見直してから再実行してください。
return-code
  • 20:処理が失敗しました。EXEC処理は処理されませんでした。
  • 20021IRXJCLに渡したパラメーターリストが誤っていました。
YKY605I CON IRXINIT MODULE ERROR,CODE=return-code,R0=abnormal-termination-code-and-reason-code,PARM7=reason-code IRXINITルーチンが,return-codeで示されるリターンコードでエラーリターンしました。Mainframe Agentは処理を終了します。
リターンコードを調査してください。
return-code
  • 20:エラーが発生したため,処理が失敗しました。IRXINITPARM7に返す理由コードを調査してください。
  • 100IRXINITが環境の検出中にシステム異常終了が発生したため,処理が失敗しました。システムは,異常終了を記述するメッセージを複数出力することがあります。さらに,R0は異常終了コードおよび異常終了理由コードを含みます。

abnormal-termination-code-and-reason-code
IRXINITは,異常終了コードをR0の下位2バイトに入れて返します。IRXINITは,異常終了理由コードをR0の高位2バイトに入れて返します。異常終了理由コードが2バイトより大きい場合,IRXINITは異常終了理由コードの下位2バイトだけを返します。異常終了コードと理由コードについては,IBMマニュアル「MVS システム・コード」を参照してください。

reason-code
理由コードについては,IBMマニュアル「TSO/E REXX 解説書」を参照してください。
YKY606I CON IRXTERM MODULE ERROR,CODE=return-code,R0=abnormal-termination-code-and-reason-code IRXTERMルーチンがreturn-codeで示されるリターンコードでエラーリターンしました。Mainframe Agentは処理を終了します。
リターンコードを調査してください。

return-code
リターンコードについては,IBMマニュアル「TSO/E REXX 解説書」を参照してください。

abnormal-termination-code-and-reason-code
R0は異常終了コードおよび異常終了理由コードを含みます。IRXTERMは,異常終了コードをR0の下位2バイトに入れて返します。IRXTERMは,異常終了理由コードをR0の高位2バイトに入れて返します。異常終了理由コードが2バイトより大きい場合,IRXTERMは異常終了理由コードの下位2バイトだけを戻します。異常終了コードと理由コードについては,IBMマニュアル「MVS システム・コード」を参照してください。
YKY680I SYS hh:mm:ss task-ID,command,RC=return-code[,text] Mainframe Agentが実行したコマンドは,return-codeで終了しました。エラーが検出された場合,textにメッセージが出力されます。
メッセージ長が126文字を超えた場合,複数行に出力されます。一つのコマンドで出力されるメッセージ行数の上限は10行です。

hh:mm:ss
メッセージの出力時刻(ローカル時刻)

task-ID
メッセージを出力した処理タスクを識別するための番号

command
Mainframe Agentが実行したコマンド名

return-code
Mainframe Agentが実行したコマンドのリターンコード

text
Mainframe Agentが実行したコマンドによって出力されたメッセージテキスト(保守情報)
YKY699I CON AGENT FUNCTION ABEND CODE=Sxxx Uxxxx DATE=yy-mm-dd TIME=hh:mm:nn
ABENDED-MODULE=module-name C-DATE=module-creation-date BASE=bbbbbbbb DISP=dddd
[CALLING-MODULE=module-name C-DATE=y'y'.m'm'.d'd' BASE=bbbbbbbb DISP=dddd]
PSW=pppppppp pppppppp ILC=ll INTC=xx
REGISTERS AT TIME OF FAILURE
GR 00-03 contents-of-register-0 contents-of-register-1 contents-of-register-2 contents-of-register-3
GR 04-07 contents-of-register-4 contents-of-register-5 contents-of-register-6 contents-of-register-7
GR 08-11 contents-of-register-8 contents-of-register-9 contents-of-register-10 contents-of-register-11
GR 12-15 contents-of-register-12 contents-of-register-13 contents-of-register-14 contents-of-register-15
Mainframe Agent処理中に,メインタスクまたはサブタスクが異常終了しました。回復できなかった場合,Mainframe Agentは終了します。
センター管理者に連絡してください。

Sxxx(16進数)
タスク異常終了時のシステム完了コード

Uxxxx(10進数)
タスク異常終了時のユーザー完了コード

yy-mm-dd
タスク異常終了時の日付

hh:mm:nn
タスク異常終了時の時刻

module-name
Mainframe Agentモジュールのセクション名またはロードモジュール名
モジュールを特定できない場合,UNKNOWNが表示されます。UNKNOWNが表示された場合,y'y'.m'm'.d'd', bbbbbbbbの値は正しくありません。

module-creation-date
次のどちらかの形式で表示されます。
y'y'.m'm'.d'd'module-nameで示されたモジュールの作成日付
y'y'/m'm'/d'd'module-nameで示されたモジュールの作成日付

bbbbbbbb
ベースレジスターの内容

dddd
ABENDED-MODULEの場合:ABENDED-MODULEを呼び出した場所のモジュールの先頭からの相対位置
CALLING-MODULEの場合:CALLING-MODULEを呼び出した場所のモジュールの先頭からの相対位置

pppppppp pppppppp
異常終了したときのPSW

ll
異常終了したときの命令の長さ

xx
異常終了時の割り込みコード
YKY703E XML XML translation error: The sent entity is not XML. XMLエラーです。送信されたエンティティはXMLではありません。
リクエスト記述を見直してください。
YKY704E XML End of request was detected in the comment. コメントの途中で,XMLリクエストの終わりを検出しました。
コメントの記述を見直してください。
YKY705E XML End of request was detected in an element. 要素の途中で,XMLリクエストの終わりを検出しました。
XMLリクエストの最後の要素の記述を見直してください。
YKY706E XML The number of elements exceeded the allowed limit. 要素の階層が指定できる範囲(最大16)を超えました。
リクエスト記述を見直してください。
YKY707E XML The request version is mismatch. XMLリクエストのAPIバージョンが,対応できるバージョンではありません。
Mainframe Agentがサポートしているバージョンかどうか確認してください。
YKY713E XML An invalid element 'element-name' was specified in the XML request. XMLリクエスト中に,不正な要素が指定されています。
リクエスト記述を見直してください。

element-name
要素名
YKY714E XML An invalid parameter 'parameter-name' was specified in the XML request element 'element-name'. XMLリクエスト中の要素に不正な属性が指定されています。
リクエスト記述を見直してください。

element-name
要素名

parameter-name
属性名
YKY715E XML An invalid value was specified for the parameter 'parameter-name' in the XML request element 'element-name'. XMLリクエスト中の要素の属性に不正な値が指定されています。
リクエスト記述を見直してください。

element-name
要素名

parameter-name
属性名
YKY716E XML An invalid child element 'child-element-name' was specified in the XML request element 'parent-element-name'. XMLリクエスト中の親要素に不正な子要素が指定されています。親要素名が取得できなかった場合,親要素名はnullになります。
リクエスト記述を見直してください。

parent-element-name
親要素名

child-element-name
子要素名
YKY717E XML A required element is missing from the request. 'element' リクエスト中の要素が不足しています。
リクエスト中の要素の指定を見直してください。

element
不足している要素名
YKY718E XML A required parameter is missing from the element 'element-name' of the request. 'parameter-name' 必須パラメーターが要素中にありません。
リクエストの該当要素の記述を見直してください。

element-name
要素名

parameter-name
必要なパラメーター名
YKY719E XML There is a conflict with element 'element-name'. element-nameで示される要素の終了タグに対応する開始タグが指定されていないか,終了タグと開始タグの対応関係が正しくありません。
リクエストの該当要素の記述を見直してください。

element-name
要素名
YKY720E XML The request failed because the prefix 'prefix' was not found in the Mainframe Agent initialization parameter. 要求されたプレフィックスがMainframe Agentの初期設定パラメーターにありません。
リクエスト記述を見直してください。

prefix
要求されたプレフィックス
YKY726E XML Configuration file error CGname 'cgname' error-type. Configurationファイルでerror-typeに示すエラーが発生したため,コピーグループ定義情報を取得できませんでした。

cgname
コピーグループ名
error-type
  • ALLOCATE:アロケートエラー
    cgnameで示すコピーグループのConfigurationファイルが存在するか確認してください。
  • EXECIO:入力エラー
    cgnameで示すコピーグループのConfigurationファイルが破壊されていないか確認してください。
  • format:XML形式エラー
    XMLの記述に誤りがないか確認してください。
  • version:バージョンエラー
    定義情報のバージョンに誤りがないか確認してください。
YKY731E TSO A duplicate serial number exists. (SN=serial-number, model=model1, other model=model2, pos=pos) ストレージシステムのシリアル番号が重複しているため,処理を中断します。三つ以上のストレージシステムのシリアル番号が重複している場合でも,モデル名は二つしか表示されません。

serial-number
重複しているシリアル番号

model1
シリアル番号が重複しているストレージシステムのモデル

model2
シリアル番号が重複している別のストレージシステムのモデル

pos
保守情報
YKY901I TSO YKP2A completed. RC=return-code YKP2Aコマンドが終了しました。

return-code
YKP2Aコマンドのリターンコード
YKY902I TSO No copy pair was discovered. 指定された範囲内にコピーペアを検知しませんでした。
取得したいコピーペアが動作する範囲および状態を確認し,再度YKP2Aコマンドを実行してください。コピーペア状態がSIMPLEXの場合,YKP2Aコマンドはコピーペアを検知できません。
YKY910E TSO Missing or invalid parameter: parameter-name パラメーターの指定が不正,または不足しています。
次の点を見直してから,再実行してください。
  • parameter-nameで示される,指定必須のパラメーターを指定したかどうか
  • parameter-nameで示される,指定必須のパラメーターに指定した値が正しいかどうか
  • DADパラメーターに指定したプライマリサイトのDADIDとセカンダリサイトのDADIDが同じになっていないかどうか

parameter-name
不正,または不足しているパラメーターの名称
YKY912E TSO Error occurred during execution. Cmd=info
msg=message-text:message-value:message-severity
YKP2Aコマンド実行中にエラーが発生しました。
message-textで示されるエラーメッセージのメッセージIDに対応する説明文を参照して対処してください。また,message-valueおよびmessage-severityで示される付加情報を参照して対処してください。問題が解決しない場合は,保守員に連絡してください。

info
保守情報

message-text
エラーメッセージ

message-value
エラーメッセージの付加情報
付加情報がない場合は空白が表示されます。

message-severity
エラーメッセージの付加情報
付加情報がない場合は空白が表示されます。
message-textmessage-value,およびmessage-severityはTSO/E端末上に表示されます。エラーメッセージの長さによっては,複数行にわたって表示されます。
YKY920W TSO No information was acquired for DEVN=device-number device-numberで示すデバイス番号のボリュームからコピーペア情報を取得できませんでした。
指定したデバイス番号にボリュームが存在しないおそれがあります。ボリュームが存在する場合,チャネルの設定を確認してください。

device-number
コピーペア情報を取得できなかったボリュームのデバイス番号
YKY921W TSO No I/O paths are available for the specified devices. DEVN=device-number device-numberで示すデバイス番号のボリュームは,使用できる入出力パスがないためコピーペア情報を取得できませんでした。
入出力パスの設定を確認してください。

device-number
情報取得をスキップしたボリュームのデバイス番号
YKY922E TSO A duplicate serial number exists. (SN=serial-number, DEVN=device-number, model=model1, other model=model2, pos=pos) ストレージシステムのシリアル番号が重複しているため,処理を中断します。三つ以上のストレージシステムのシリアル番号が重複している場合でも,モデル名は二つしか表示されません。

serial-number
重複しているシリアル番号

device-number
シリアル番号の重複を検知した時点での処理対象のデバイス番号

model1
シリアル番号が重複しているストレージシステムのモデル

model2
シリアル番号が重複している別のストレージシステムのモデル

pos
保守情報
YKY999E TSO CON MFAgent cannot use this REXX exec library. Mainframe Agentでは使用できないREXXスクリプトが実行されました。
DD名SYSEXECで連結しているREXX Execライブラリを確認してください。
YKZ201E CON PRT SC=44 A GETMAIN error occurred. (return code=nnn, size=mmm, area=area, cmd=xxx, pos=yyy) GETMAINエラーが発生したため,実行できません。
ジョブ実行領域を拡張してから再実行してください。

nnn(10進数)
GETMAINマクロのリターンコード

mmm(10進数)
領域のサイズ

area(文字列)
HIGHは16MB以上,LOWは16MB未満

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
0YKLOAD,または任意のコマンド(YKP2Aの内部プログラム)
2YKSCANYKP2Aの内部プログラム)
19YKQRYDEVYKP2Aの内部プログラム)

yyy(文字列)
保守情報
YKZ206E TSO An I/O error occurred. (detail=message-text, cmd=xxx, pos=yyy) I/Oエラーが発生したため,実行できません。

message-text(文字列)
メッセージテキスト

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ207E TSO CON SC=52 A Core process error occurred. (detail=message-text, cmd=xxx, pos=yyy) Coreの処理エラーが発生したため,実行できません。

message-text(文字列)
メッセージテキスト:メッセージテキストには,次の内容が設定されます。
  • OSマクロエラーが発生したとき
    xxxxxxxx macro error, return code = rr,devn = dddd
    xxxxxxxx:OSのマクロ名
    rr:マクロのリターンコード
    dddd:デバイス番号
    xxxxxxxxUCBLOOKが表示された場合,デバイス番号がddddのボリュームが,ホストのI/O構成定義に含まれていないおそれがあります。I/O構成定義を確認し,必要に応じてディスク構成定義ファイルを再作成してください。
  • システム名が取得できなかったとき
    ASASYMBM macro error, rc = rr
    rrASASYMBMマクロのリターンコード
  • ログストリームの定義がDASD専用でないとき
    Not DASD-only Logger definition
  • ログストリームの定義のMAXBUFSIZE64000でないとき
    MAXBUFSIZE of Logger definition invalid
  • 保守情報のとき(1)
    ENTRYID( eeeee ) for MSGID( nnn ) is invalid
    eeeee, nnn:保守情報
  • 保守情報のとき(2)
    ENTRYID( eeeee ) for TYPE( ttt ), LEVEL( lll ) is invalid
    eeeee, ttt, lll:保守情報

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ208I TSO PRT The Core processing( process ) started. (DATE=yyyy/mm/dd, TIME=hh:mm:ss.th, TOD=ttt, cmd=xxx, pos=yyy) YKP2Aの内部プログラム処理を開始します。

process(文字列)
処理名

yyyy/mm/dd(文字列)
GMTの日付

hh:mm:ss.th(文字列)
GMTの時刻

ttt(文字列)
GMTの時刻形式

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ209I TSO PRT The Core processing( process ) ended. (DATE=yyyy/mm/dd, TIME=hh:mm:ss.th, TOD=ttt, cmd=xxx, pos=yyy) YKP2Aの内部プログラム処理を終了します。

process(文字列)
処理名

yyyy/mm/dd(文字列)
GMTの日付

hh:mm:ss.th(文字列)
GMTの時刻

ttt(文字列)
GMTの時刻形式

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ211E CON SC=40 A NAME/TOKEN write error occurred. (return code=nnn, name= name, cmd=xxx, pos=yyy) NAME/TOKENの書き込みエラーが発生したため,実行できません。

nnn(10進数)
NAME/TOKEN登録ルーチン(IEANTCR)が設定するリターンコード

name(文字列)
NAME/TOKENサービスに登録する名称

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ212W CON A FREEMAIN error occurred. (return code=nnn, cmd=xxx, pos=yyy) FREEMAINエラーが発生しました。

nnn(10進数)
FREEMAINマクロのリターンコード

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
注※ ログ,トレース取得時以外にこのメッセージが出力された場合は,YKZ212Wメッセージはコンソールに出力されません。LOGTRACEに記録して処理を続行します。
YKZ219W CON A LOAD error occurred. (return code=nnn, reason code=mmm, name=name, cmd=xxx, pos=yyy) LOADマクロのエラーが発生しました。

nnn(10進数)
LOADマクロのリターンコード

mmm(10進数)
LOADマクロの理由コード(保守情報)

name(文字列)
ロードモジュール名

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ250E TSO SC=40 A NAME/TOKEN delete error occurred. (return code=nnn, name= name, cmd=xxx, pos=yyy) NAME/TOKENのdeleteエラーが発生したため,実行できません。

nnn(10進数)
NAME/TOKEN登録ルーチン(IEANTCR)のリターンコード

name(文字列)
NAME/TOKENサービスに登録する名称

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ251E TSO SC=32 (pair-index) DASD device device-number-1(device-number-2) management error, message-text. (code1 code2, cmd=xxx, pos=yyy) 要求された処理を実行できませんでした。このデバイスをスキップして処理を続行します。
エラーとなったデバイスの状態を確認し,構成や実行条件に誤りがある場合は訂正して,再実行してください。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス
操作対象デバイスのデバイス番号が見つからない場合,****が表示されます。

message-text(文字列)
メッセージテキスト

code1(16進数)
サブコマンドコード

code2(16進数)
エラーコード(保守情報)

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報

pair-index
コピーグループ番号,コピーペア番号
YKZ252E TSO SC=8 DASD device device-number-1(device-number-2) management error, message-text. (code1 code2, cmd=xxx, pos=yyy) 要求された処理を実行できませんでした。このデバイスをスキップして処理を続行します。
エラーとなったデバイスの状態を確認して,構成や実行条件に誤りがある場合は訂正して,再実行してください。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス

message-text(文字列)
メッセージテキスト

code1(16進数)
サブコマンドコード

code2(16進数)
エラーコード(保守情報)

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ253E TSO SC=32 (pair-index) DASD device device-number-1(device-number-2) I/O error. (CC=code1 CSW=code2 code3 code4 code5, cmd=xxx, pos=yyy). I/Oエラーが発生しました。このデバイスをスキップして処理を続行します。
センスバイトが設定されている場合は,YKZ255Eメッセージにセンスバイトが表示されます。

CC=3の場合
該当する装置が実装されていないか,または接続されていないおそれがあります。

CC=0でCSW=xxxxxx0000xxxx (DSB=00,CSB=00)の場合
該当する装置が実装されていないか,または接続されていないおそれがあります。

CC=0でCSW=0000000006xxxxの場合(xは任意の値)
MIHが発生,または論理パスが接続されていないおそれがあります。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス
操作対象デバイスのデバイス番号が見つからない場合,****が表示されます。

code1(10進数)
CC情報

code2(16進数)
CSW情報

code3(16進数)
サブコマンドコード

code4(16進数)
完了コード

code5(16進数)
詳細コード

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報

pair-index
コピーグループ番号,コピーペア番号
YKZ254E TSO SC=8 DASD device device-number-1(device-number-2) I/O error. (CC=code1 CSW=code2 code3 code4 code5, cmd=xxx, pos=yyy). I/Oエラーが発生しました。このデバイスをサポートしていないおそれがあります。このデバイスをスキップして処理を続行します。
センスバイトが設定されている場合は,YKZ256Eメッセージにセンスバイトが表示されます。

CC=3の場合
該当する装置が実装されていないか,または接続されていないおそれがあります。

CC=0でCSW=xxxxxx0000xxxx (DSB=00,CSB=00)の場合
該当する装置が実装されていないか,または接続されていないおそれがあります。

CC=0でCSW=00000000060000の場合
MIHが発生,または論理パスが接続されていないおそれがあります。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス

code1(10進数)
CC情報

code2(16進数)
CSW情報

code3(16進数)
サブコマンドコード

code4(16進数)
完了コード

code5(16進数)
詳細コード

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ255E TSO SC=32 (pair-index) DASD device device-number-1(device-number-2) sense: diagnostic-information (cmd=xxx, pos=yyy) I/Oエラーの詳細情報が表示されます。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス
操作対象デバイスのデバイス番号が見つからない場合,****が表示されます。

diagnostic-information(16進数)
センスバイト情報(保守情報)

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報

pair-index
コピーグループ番号,コピーペア番号
YKZ256E TSO SC=8 DASD device device-number-1(device-number-2) sense: diagnostic-information (cmd=xxx, pos=yyy) I/Oエラーの詳細情報が表示されます。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス

diagnostic-information(16進数)
センスバイト情報(保守情報)

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ257E TSO SC=32 (pair-index) DASD device device-number-1(device-number-2) management error. (Message type: code1 Reason code: code2 Error code: code3 code4, cmd=xxx, pos=yyy) 要求された処理を実行できませんでした。このデバイスをスキップして処理を続行します。
エラーとなったデバイスの状態を確認して,構成や実行条件に誤りがある場合は訂正してから再実行してください。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス
操作対象デバイスのデバイス番号が見つからない場合,****が表示されます。

code1(16進数)
メッセージタイプ

code2(16進数)
理由コード

code3(16進数)
エラーコード(保守情報)

code4(16進数)
サブコマンドコード

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報

pair-index
コピーグループ番号,コピーペア番号
YKZ258E TSO SC=8 DASD device device-number-1(device-number-2) management error. (Message type: code1 Reason code: code2 Error code: code3 code4, cmd=xxx, pos=yyy) 要求された処理を実行できませんでした。このデバイスをサポートしていないおそれがあります。このデバイスをスキップして処理を続行します。
エラーとなったデバイスの状態を確認して,構成や実行条件に誤りがある場合は訂正して再実行してください。

device-number-1(文字列)
I/O発行デバイス

device-number-2(文字列)
操作対象デバイス

code1(16進数)
メッセージタイプ

code2(16進数)
理由コード

code3(16進数)
エラーコード(保守情報)

code4(16進数)
サブコマンドコード

xxx(10進数)
エラーが発生した時に実行していたコマンドのコマンドコード
YKZ201Eメッセージのコマンドコードの説明を参照してください。

yyy(文字列)
保守情報
YKZ300E TSO SC=44 RC=44 SVC # is null or invalid. ユーザSVCが登録されていません。または,IEASYMxx parmlibメンバの&YKSVCNOシステム・シンボルの指定値に誤りがあります。

ユーザSVCをSVCPARMに定義している場合
IEASYMxx parmlibメンバの&YKSVCNOシステム・シンボルの指定値を見直してください。

ユーザSVCをSVCPARMに定義していない場合
YKALCSVCコマンドを使用してユーザSVCを登録してください。
ユーザSVCの登録については,「2.3.3 ユーザSVCの登録」を参照してください。
YKZ301E CON RC=128 The task is not authorized to execute the request. (reason code=reason) Mainframe Agent,またはYKP2Aコマンドを実行する権限がありません。このメッセージが出力された場合,Mainframe AgentはHitachi Command Suite製品側にストレージ情報を送りません。このメッセージが出力されたあと,SYSLOGにYKY680Iメッセージが出力された場合,YKY680IメッセージにMainframe Agentが実行したYKP2Aコマンド以外のコマンドのエラー情報が表示されます。
Mainframe Agent,またはYKP2Aコマンドの実行権限を設定する方法の詳細は,「3.2.2 リソース・アクセス管理機能(RACF)の環境設定」を参照してください。

reason
理由コード
詳細は,ユーザ完了コードU0128の説明を参照してください。
YKZ330E TSO CON RC=64 command detected the service service error. (return code=r[, reason code=n][, abend code=a]) REXXサービスでエラーを検出しました。

command
発行されたCLIコマンド名,または保守情報

service
エラーを検出したREXXサービス名 ,またはTSO/Eサービス名

r(10進数)
REXXサービス ,またはTSO/Eサービスのリターンコード
詳細は,IBMマニュアル「TSO/E REXX解説書」または「TSO/E Programming Services」を参照してください。

n(10進数)
REXXサービス,またはTSO/Eサービスの理由コード
詳細は,IBMマニュアル「TSO/E REXX解説書」または「TSO/E Programming Services」を参照してください。

a(10進数)
REXXサービス,またはTSO/EサービスのABENDコード
詳細は,IBMマニュアル「TSO/E REXX解説書」または「TSO/E Programming Services」を参照してください。
YKZ331E TSO RC=64 command terminated with an invalid return code. (r) CLIコマンドは不当なリターンコードで終了しました。

command
発行されたCLIコマンド名,または保守情報

r
CLIコマンドが生成したリターンコード
YKZ332E TSO RC=64 command detected the system abend during rexx-service processing. (info) REXXサービス処理中にシステム異常終了を検出しました。

command
発行されたCLIコマンド名,または保守情報

rexx-service
システム異常終了を検出したREXXサービス名

info
保守情報
YKZ333E TSO RC=64 command detected the user abend during rexx-service processing. (info) REXXサービス処理中にユーザー異常終了を検出しました。

command
発行されたCLIコマンド名,または保守情報

rexx-service
ユーザー異常終了を検出したREXXサービス名

info
保守情報
YKZ340T TSO RC=48 Supplied parameters invalid. 無効なパラメーターが指定されました。
YKZ341E TSO RC=48 No DEVN() supplied. DEVNパラメーターが指定されていません。
YKZ343E TSO RC=48 DEVN() value invalid. DEVNパラメーターに指定された値に誤りがあります。
YKZ370E TSO SC=32 RC=32 A dynamic configuration change was detected during specified command processing. DEVN device-number コマンド処理中に動的I/O構成定義変更を検知しました。
コマンドが対象とするデバイスの状態を確認し,構成や実行条件に誤りがある場合は訂正して,再実行してください。

device-number
動的I/O構成定義変更を検知した時点での処理対象のデバイス番号
YKZ423E TSO SC=36 RC=36 A duplicate serial number exists. (SN=serial-number, DEVN=device-number, model=model1, other model=model2, pos=pos) ストレージシステムのシリアル番号が重複しているため,処理を中断します。三つ以上のストレージシステムのシリアル番号が重複している場合でも,モデル名は二つしか表示されません。

serial-number
重複しているシリアル番号

device-number
シリアル番号の重複を検知した時点での処理対象のデバイス番号

model1
シリアル番号が重複しているストレージシステムのモデル

model2
シリアル番号が重複している別のストレージシステムのモデル

pos
保守情報

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